Vault 75

ナチスの話、かなり面白いと思うよ。実際ベセスダはWolfensteinというナチスと
戦うゲームも作っているのでその辺の話題も十分オマージュ出来るだろう。
本作は関連する史実を知ることでより楽しめる作品という事を忘れてはいけない。

それに直接関係の有無に問わず、このゲームの伝えようとする歴史問題の提起は真摯に受け止めていいと思うよ。教訓としての意図も備えている。

このVaultは他とは少し違いVault-Tecセキュリティの記載や死体がなく変わりに軍人の死体が複数あることからアメリカ軍が管理又は実験に関係している可能性がある。

入り口のエレベーターは不具合があるらしく閉まる瞬間に出ようとするとエレベーターの上に乗ってしまう。ハッチもないため脱出不可になるので注意

既に述べられていることではあるが、本vaultは優生学及び1940年代のナチスドイツを示唆する要素が非常に多い。

まず本vaultの入り口に車椅子に乗った人骨がある。状況から見てvaultまで避難してきたものの受け入れてもらえなかったと思われるが、ナチスドイツ的優生学では先天的（遺伝的）身体障がいは排斥の対象である。
更に >>35 でも述べられているように本vaultからの脱走者への罠として電気柵と地雷がある。これと同じような電気柵と地雷の組み合わせの罠はドイツ軍で好んで使用されており、いくつかの報告があるように脱出時にしかこの罠が起動しないのはこのオマージュ部分を伝えるか。

ナチスドイツに関する話題は日本では関心の低さから下火の話題だが、諸外国ではかなりのレスポンスがある。
steamフォーラムなどの比較的アクセスの容易な場所でもそれらを目にすることは可能。
このサイトの目指す中立性からこれ以上は控えるが、もしこういった話題に興味があれば外国人プレイヤーの考察などを見てみると、日本語サイト以上の深みを感じられるだろう。

監督官のターミナルの作戦の手順マニュアルの家族の規定の項目に記載されている文の冒頭、
「Vault 75は、モールデン軍区に建設された。」の軍区は英語版で確認したところ、
Township(タウンシップ)だったので、軍隊における管轄区域の軍管区の略の軍区ではなく、地方自治体の単位の郡区が正しい。
翻訳時の誤植と思われる。

上でも述べられているが連邦から地下に入るとき鉄のゲートを開けることになる。入るときは何も起こらないが逆に出ていくときにはテスラアークが作動するようになっている。これがいつ設置されたのか不明だがひょっとしたらボルトからの脱走者を防ぐためのものだったのかもしれない。

このvaultで取り上げられている優生学だが本作のテーマに根底の部分でリンクしている

人造人間は最初は連邦の人々を助けるため開発されたが、壊れた仮面事件により全てが崩れて排除されていく
優生学も始まりはより善い人と社会を目指したものだったのだが、ナチスドイツのWW2敗戦により諸共悪役にされた

本作の分岐点で主人公は人造人間と本物の人間の価値との差異に揺れる
どちらも無価値でなく、どちらも非難される部分がある
優生学もヒトの向上と人権との板ばさみとなっている
前者は支持されてしかるべきものだが、同時に後者は非難を避けられない

ベゼスダが何を思って子供を対象として優生学を行う施設を実装したのかは知りようがないが、本筋である人造人間の問題と張り合うだけの面白みを持ったテーマである

地表部分の地雷とテスラについて、当方では地下侵入前にロードを行ってもトラップの出現は確認できなかった。

ガンナーと他勢力が戦闘を行っている場合があるという事だが、ゲーム内でのクエスト的な説明はないもののそれぞれ説明はつく。
人造人間に関しては最深部のターミナルにゲノムサンプルが未だ保管されている旨の記述があることから、ショーンを誘拐したようにゲノムを狙ってきているものと思われる。

>>27
引き合いに出されたナチスドイツでは、優生論に基づき、先天障害者、性的異端者などの特徴を持つ人間を劣性種として処理していた。これは自国ドイツ国民も範疇にあり、ドイツ国内でも例のチョビ髭が恨まれる一端になっている。
しかし現在のドイツでは障害児・奇形児の出生率が大戦前より低いという統計データがあるため、危険思想ながら効果はあるとされているとか。
倫理的にアウトなのは間違いないが、fallout3のエンクレイブといい本作のインスティチュートといい、汚染された遺伝子を排除するか受け入れるかの判断は我々に任されており、即ち例のチョビ髭に石を投げられるかは我々の選択次第なのである。

上階にはサイエンスのボブルヘッドと監察官の自室にはグロックナックバーバリアンが置いてある

優秀な遺伝子をもつ子供達による「選択的交配」を何世代も繰り返すことで
その子孫から洗練されたヒトゲノムを採取することを目的に作られたVault
遺伝子や成績が優秀でない子供は価値なしとして処分される

優秀とされた遺伝子をもつ子供は生きる権利を与えられ
優秀でないとされた遺伝子をもつ子供は殺されるという
明らかに優生学的観点から行われた実験
(成績優秀者や従順な性格の持ち主なら
優秀な遺伝子を持たずともスタッフとして残される余地はあるが)

「優秀な遺伝子をもった人間からは優秀な子供が生まれ
　劣悪な遺伝子をもった人間からは劣等な子供が生まれる」という優生学の理念は
人種差別や強制断種の正当化の際に度々悪用され、ナチスドイツの
「優秀なドイツ民族同士で種を残し、劣悪な遺伝子をもつ民族を排除すべし」
という人種政策に基づいたホロコーストを招いたことが決定打となり
優生学は唾棄すべき学問として第二次世界大戦後はタブー視されることとなった

しかし近年「ヒトゲノム」の全塩基配列が解明されたことによって
塩基配列の差異が容姿・性格・なりやすい病気といった個人差に繋がることが
科学的に証明されつつあり、この科学的見地に基づいた遺伝子研究が
優生学思想を別の面で復活させるのではないかと一部で危険視されている
現在でも自分の子供の遺伝子をいじくるデザイナーベビー問題や
企業や保険会社による遺伝子差別が行われる危険性を指摘する声が上がっており
アメリカでは既に「遺伝子差別禁止法」があり
遺伝子検査の結果を就職や保険に関係させてはいけないことが法的に決まっている

この遺伝子差別禁止法が2077年時点の非常時のアメリカでは取っ払われ
Vault75では優れたヒトゲノムを求める人体実験と大量殺戮が行われたのだろう

人類はアウシュビッツの大量殺戮に影響した優生学を否定したが
ヒトゲノム研究による科学的見地に基づいた遺伝子研究という新しい優生学を
推し進めることによってまたも大量殺戮の歴史を繰り返したことになる

アウシュビッツでも収容された人間もくしくも
「労働者」「人体実験の検体」「価値なし」
で選別され、75%の人間は価値なしとしてガス室で処分されたという
偶然にもワシントンが監視人として従事したある年では
ほぼ同率の74%が価値なしとして処分されている
(これで『今年は処分者が少なくてよかったわ～』という感想が記載されている)

インスティチュート崩壊後にここに行くとガンナーVS人造人間の激しいバトルが繰り広げられていた

なぜ…？

白いダンボールの上に犬の絵が置かれ、花が手向けられているのを囲うようにパイプ椅子が並べられた場所がある。死んだアタックドッグを弔っていたのかもしれない。

ここで発生するクエストの最中で入手するVault75アクセスカード、Vault75管理者アクセスカードの二つは、バグによりクエスト完了後もクエスト属性が外れず持ち物に残り続ける。
稀に回避できることもあるようだが、回避の方法は確立されておらず、通常のプレイではほぼ確実に発生するバグなので気にする人は要注意。

筆者のデータではFT、セーブ&ロードで出現したので単純にラグだと思われる。
余談だがFallout3、NVでもダンジョンに入った初回はコンテナに何も配置されていないが、ロードしなおすと配置されるというバグ(仕様？)があった。

ついでに地雷も小学校の外壁付近にばらまかれている
明らかに入る前はなかったもの

Vaultのある地下から出たとき、入った時はなかった罠が檻の扉に仕掛けられている
、、、誰だ？

この訓練所のスコアは別データのキャラのも残ったり……しないか

Vault75の崩壊した要因として、以下の様なものが候補として挙げられる。

　・新人研究員（ワシントン）が被験者の女の子（ニナ）に好意を抱いていた為、反旗を翻した。
　・主任の失くした「処分についての紙」を被験者に見られ、暴動。
　・火災によるキーシステム（ドアの鍵）の破損。

上記を組み合わせると、次のストーリが出来上がる。

　・主任が紙を失くして、被験者が事実を知る。被験者達を集めて反乱を計画。
　・ワシントンが監視中に被験者達の会話を聞き、Vaultの真実を知り愕然とする。
　・ニナに想いを寄せ、同情しやすいワシントンは保管庫に火をつける。
　・火災が発生しドアの鍵が破損。
　・これを機に反乱が発生。Vault75の終焉。

最後にワシントンがどうなったかの想像。
ハッピーエンドなら

反乱を手伝ったワシントンは生き残り、ニナと共に生活を送るという流れ。

しかし「アシスタントのターミナル」からワシントンの話は出てこない。
つまり以下のバッドエンドの流れも考えられる。

戦闘面で優秀だったニナは反乱で先陣を切り突撃。
反乱を手伝ったワシントンは、直接被験者達に連絡を取っていた訳ではない為、他のスタッフ同様、被験者達のターゲットとなる。
結果、想い人のニナにワシントンは射殺される。
ワシントンのターミナル正面の部屋に倒れている白衣の骸骨が恐らくワシントン。
反乱終結後、ニナはターミナルを見てワシントンが自分に想いを寄せていたこと、悪気はなく自分達の為に動いてくれたことに気が付く。
被験者は精神的に不安定、ストレスに弱い傾向にあるという記述がある。
精神的に弱ったニナは、ワシントンの死体の傍で自殺。
ワシントンの近くで壁に寄りかかっている死体はニナである。

という最悪な胸糞の結末。
胸糞Vault75ならやりかねない。
死体の件は無理があるかもしれないけど、メンタルに問題があるなどの情報を拾うとこうなる。

>>16 もしかするとVault 75は、 >>15 の発言どうり、訓練場にうってつけなのだろう。もしかすると >>5 発言では ガンナーが厄介な戦闘力を身に付けられたのは施設のおかげかもしれない・・・。

訓練所前の各測定室の天井はマジックミラーになっている。

主席研究者のターミナルには、fallout3のスタニスラウス・ブラウンと思われる名前がある。

またある箇所では、アルファベットの木製ブロックで、fallout3のゲイリーを思わせる「GARY」と並べられてある。ハハッ！

BOSと敵対中の我が将軍が向かったときにはBOSとガンナーが交戦中だった
ガンナーの拠点だから突入されたのか若しくは各勢力が欲しがる何かがあるのだろうか

ちなみにここの射撃訓練所には、ちゃんとスコアに名前が残る

私がここに行った時はインスティチュートの人造人間も出てきて、ガンナーと戦っていた

>>12
どのサイトや動画を見てもここにいるのはガンナーのようだが。
無論、自分で行った時もそうだった。

10mmピストルじゃなくても訓練はできるのでスプレー・アンド・プレイなんかで挑むとあっという間にクリアできる

射撃に自身のある111はピストルで1位を狙ってみよう

訓練場ではターミナルのメニューから実際に訓練をすることができる
訓練場内に出てくるターゲットをすべて打つまでのタイムを競うというものだが、なかなか一位をとるのが難しい

外の世界を模した訓練場があり、
入り口付近に10mmピストルが置いてある。

子供たちの何人かはボルトから抜けだそうと色々計画していたらしい。まあ全部見られていたのだが

火種になり得たものは探索するうちにいくつか判明するが、結局何がこのVaultが破綻する直接の要因になったのかは明示されず、想像の余地がある。
あるいはその全てが重なったか。

実際稼働した各Vaultはテーマにそった結果を（アクシデントとか偶発はあっても）成功させているため、このVaultが失敗に終わったとは考えにくい。
（万能治療薬や麻薬の禁断症状を洗浄するシステムなどトンデモなものすら）
なんらかの成果が野に解き放たれていると見て間違いないだろう。

現在はガンナーの巣窟になっている
が、そのガンナーはパワーアーマーやアサルトロンを使いこなし
戦前の軍階級制度も残した地味にハイテク技術を持った集団である
一方、このvaultは子供たちや彼らに同情した研究者たちの反乱によって
管理体制が崩壊したことも示唆されている

まさかと思うがガンナーは戦後になって住み着いたのではなく……
という仮説を唱えてみる

今作屈指の胸糞ロケーション。
子供を実験材料にするというのもアレだが、規定値を満たしていた子供は殺されて解剖され、サンプルとして保存される。殺されず研究者として迎え入れられた子供も、後輩であった他の子供の観察をさせられ、殺処分されるまでを否応なく見せつけられる。
入り口のターミナルには、入場時点で候補者の子供の「価値」ありなしを判別していた記録が残されている。

規定の年齢を超えた子供はvaultの研究者として迎えられるか、研究所へサンプルとして送られるか。その価値がないと判断された子供は「処理」される。

基本誰でも入居申請はできる。ただ、家族内に15歳以下の子供がいることなどの、いくつかの特別な条件を満たせば特別割引や補助金を受けられる。

モールデンの小学校と直結したVault、授業中に攻撃されてもすぐに避難できる。