壊れた仮面事件

本筋には絡まずチラチラ出てくるだけだが、物語的には結構な大事件。
ダンスの例のように第三世代の人造人間は本当に人間と変わらない挙動であり、ゲーム側が用意した証拠やヒント(ターミナルの記述や部品等)がなければ見抜けないほど人間と変わらない。

だが作中でこういう事件が起きてしまったという事実が考える機会を持ってくる。

>>12 の通り割とインスの主張を裏付ける事件であり、マジの事故だったと知れるのはインスに深く潜入して該当の記述をみた111だけ。
発狂して殺しまくっただけならまだ人間っぽさもあるが、楽しい宴会中に突然豹変したという部分がいかにもバグっぽい挙動なのでより機械感が出ている。

>>12
この事件を引き起こした人造人間は、 >>7 から分かるように第三世代人造人間としてはごく初期のもの（あるいは第二世代と第三世代の中間の同型個体の少ない過渡期のもの）である。その後数十年間で人造人間技術はさらに進歩している。

また、メンテナンスや調整を怠っていた側面はあるが、それだけが原因であるかは不明である。
普通の人間であっても、過酷な境遇に長期間置かれるなどにより、「常軌を逸した」行動に至ることがある。

機械と生命体を分けるラインは一般的には自己維持能力や生殖能力と言われているが、これに従うなら人造人間が機械かどうかは単に生殖能力によるだろう。
本作においては精神面に重きが置かれているようだが、その場合プレイヤーごとに基準は異なるだろう。

コンセプトアートでは人間の店主や料理人が存在するバーになっている。
事件現場が「市の中心にあるバー」とされることから、
開発段階ではまだバーであり、その頃に収録されたセリフと思われる。

設定的に考えるならパワーヌードルはかつて酒場であり、店主(バーテンダー)がかつては存在した。
だが彼はこの事件で殺害され、残されたタカハシだけが黙々とヌードルの販売を続けたと言った所か。

誰がオーナーなのか謎なパワーヌードルだが、タカハシがマトモに喋れないのがDCの伝統だから直すな！とか主張されているところから市民の共有物として、市が材料を供給して市が売り上げを回収してるのかもしれない。

「人造の真実」の記事内では事件発生時にはまだタカハシのパワーヌードルは
開業しておらず、その場で営業していた酒場にカーターが訪れ、バーテンを撃ったと
いうことになっている。が、ニックとの会話で「壊れた仮面事件」について訊くと
「皆が喜んで食べているヌードルが気に食わなかったのか、パワーヌードルの
客達に発砲した」とパワーヌードルが事件の現場になっている。

>>3 この事件がきっかけでとある人物の手で、安全テストしないと入れない。奇妙な居住地「コベナント」が生まれる発端になったのだ・・・。

>>6
他人が好む嘘より真実を求めているパイパーが
故意に人造人間にヘイトを向けさせるような真似をするわけがないし
人造人間であると発覚するに至ったのは死んだカーターの傷口からプラスチックと金属が見えたからであり
そもそもカーターがレイダーなどとは何処にも書いていない
あまりに作品への理解を欠いたコメントと言わざるを得ない

壊れた仮面事件が起きたのはインスティチュートのケロッグが率いるチームがVault111でショーンを確保した翌年である。

本作では、翻訳の関係上『壊れたマスク事件』『壊れた仮面事件』『ブロークン・マスク事件』の3パターンの表記ブレがある。

>>その3第三世代は、人間に似すぎたので酒乱で暴れたのだろう。

尚、インスティチュートの本部で拾えるホロテープで断片が伺える。
地上任務用の第三世代型人造人間を調整不足のまま(しかもろくに承認すら取らずに)ダイヤモンドシティに出してしまった。
そして宴会の途中でエラーが発生したカーターと呼ばれる人造人間は見事暴走し意味のない殺人事件を引き起こした。
ホロテープの録音者曰く、何年もかけて行った準備があの一件で台無しになったらしい。

より詳しくはダイアモンドシティ入り口近くのパブリック・オカレンシズが配布している「人造の真実」にて。

2229年5月の夜、ダイアモンドシティで起きた事件。
カーターと呼ばれる人物がダイアモンドシティに訪れ、食事をしながら
住民と交流をした。
彼の笑顔や笑い声や雰囲気に住民は安心しきり、3,4時間は話っきりで素晴らしい時間を過ごした。
しかし、急に彼の態度が急変し、バーテンダーを銃殺、続けざまに住民に対し無差別に発砲し続けた。
セキュリティがカーターを銃殺したところ、彼が人造人間と判明した。

この事件の後、インスティチュートは実際の人間と区別ができない程、巧妙に人間に似せた人造人間を作れる技術を持ってるとわかり、
ダイアモンドシティの住民はインスティチュートを一層恐れるようになった。