レイチェル・ワトキンズ

彼女は治療法がない事を悟ってしまい、200年間ヌカワールドの周囲にとどまっていたのか
それとも長い旅の果てにヌカワールドに辿り着いたが、オズワルドたちに今の狂いつつある自分のまま再会することを望まずに思い出の地のはずれで命を絶ったのだろうか

それともこれは旅立ってまもない200年前から風化せずに残っている彼女の死体なのだろうか

オズワルドを説得してレイチェルを探して旅に出る方向に持って行ったあと、何気なく立ち入った廃屋でレイチェルの死体を見つけて、なんで名前がついてるんだろう？と少し考えを巡らせて思い至った瞬間リアルで声が出た。オズワルドがこの遺体を見つけたら自殺するよなあ。

個人的には >>7 とレイチェルの推理、「あの『霧吹き』のせいよ」が正しいと思う
身体は放射能で変異するのに、日常的にあんな高濃度放射能を浴びていたら脳だって持たないだろう
美しいだけでなく死地にあってなお聡明な彼女、死なせたのは惜しすぎる

ケロッグよお、ヌカレイダーが来る前、60年ほど前に俺も起こしてくれればよお
こんな事は防げたかもしねえじゃないか（無茶な苦情）

キング・コーラの城の塔内には彼女のユーザーログがある。
戦争前のレイチェルはヌカワールドの正規社員ではなく、所謂学生インターンシップで王女役に採用されていたようだ。
専攻は有機化学。本人の志望も演劇関連ではなく飲料部門だが、ヌカワ内で社員に混じって働けると前向きにとらえていた。
夢を応援してくれる父親、マジックショーのメインアクターを務める彼氏のオズワルド、お祝いパーティーを開いてくれる仲間に恵まれた、才色兼備の女学生であったことが伺える。
それだけにログ末尾の「2077年に乾杯、素晴らしい年になりますように！」の文言が悲しい……。

まあ、こういう例もありますよってくらいに考えとくのが吉でしょうな。
しかしまぁ、B.O.Sに知られてはいけない事例なのはその通り。

奴らは異例というものをよく考えない連中なのでな。
人間なんて大体そんなもんだと思うけど。
（インスティチュートのような発達した環境で生きる人々ですら
異例を考えずに人造人間を一緒くたに機械扱いするのだから）

グールがフェラルになるというよりは、フェラルが発症すると見るのが妥当だろう。
これはグールがフェラル化するという意味ではなく、脳細胞が変異する際にプリオンのような異常をもって変異してしまい、それが脳を侵すことで狂牛病同様の症状としてフェラル化を発症するという意味。これはグールになった時に決定され、以降は極度の放射能やフェラルの脳でも喰わない限りは変化せずある程度の期間、少なくとも最初は正気だったレイチェルが自決したタイミング以降であれば発症することはまずないと思われる。

ちなみに、彼女の死の真相は旅を続ける内に徐々にフェラル化の兆候に耐えられなくなり、ブラッドバートンに辿り着いた時点では既に限界を迎えていた
そのため、最後の気力と理性を振り絞って遺言としてかの「レイチェルのホロテープ」を遺した後は、「人として死ぬ」ことを望んで拳銃自殺を遂げている

ふと、このレイチェルのイベント、及びフェラル化の議論を見ていて疑問に思った事がある。
レイチェルは本当にフェラル化しつつあったのだろうか。

レイチェルはフェラル化していない。それ以前に自裁して果てている。
主人公が発見するのは自ら頭を撃ち抜いたレイチェルの死体のみである。
理性が失われつつあった事は彼女のホロテープからわかるが、
それがフェラル化の影響であるのかどうかは厳密にはわからないのだ。

王女役任されたんだから…グール化する前はきっと美人だったんだろうなぁ……

恐らく、彼女含めオズワルド以外の従業員がフェラル化したのは、グール化に「適合」
出来なかったからであり、数百年グールとして生きてきたスロッグの住人など
普通のグール達が今後フェラル化する可能性は低いと思われる

推測として、現在各地でフェラルとして生きている個体もいきなりフェラル化したのではなく
レイチェルのように短期間の間はグールとして生活していたが、やがて変化に適合できなくなり、一定の段階で脳が蝕まれてしまい、フェラル化という流れが考えられる

逆に言えば、ある期間フェラル化の兆候が見られなければ発症する危険性も限りなくゼロに
なる…と思われる

ブラッドバートンの廃屋で亡くなっているレイチェルだが、野球帽とヌカワールドの
Tシャツにジーンズの上にレザーアーマーとメタルアーマーを身につけ、
10mmピストルを手にしていた。廃屋内には寝袋やポークビーンズなどの食料が
スプーンも添えられて並べられていた。
レイダーだけでなく危険な生物も闊歩する地域へ旅をしていただけあり、普通の
スカベンジャーより整った装備をしていた。

恐らく彼女のホロテープはBOSに最も聴かせてはいけないものだう。
アボミネーション掃討を掲げる彼らが後天的フェラル化のことを知った場合、通常のグールへも問答無用で引き金を引かざるを得なくなる可能性がある。

...我らが将軍ですら作れるフェラルグールの椅子も後天的フェラルが材料の可能性が出てきたのも問題であるが。

彼女がフェラル化したのは「霧」発生のあの装置を度々使用して浴びていたため、とも考えられる。

グール全員が最初からフェラルではないので、理性が残るうちは残るのだろう。
もしかするとグール化して放射能に耐性が付いたとしても度を超す高濃度の放射能に晒されると脳がやられてフェラル化してしまうのかもしれない。

案外、グールにも一定期間をかけて徐々に自我を失いフェラル化する場合と、
そのまま半永久的にグールのままの場合があるのかもしれない。
何れにせよ、ハンコックやスロッグの住民はフェラル化しない事を祈るばかりだ。

グールが後天的にフェラル化するという事を証明してしまった人物。

逆にオズワルドはその症状が一切現れてないらしいので、グールが後天的にフェラル化するかは個人差の可能性も出てきた

セルリセット等で消失するのかもしれないが、本来ならホロテープのすぐ近くにハンドガンを手にした彼女の死体を見つけることができる。

彼女の結末は北にあるブラッドバートンの廃屋に置かれているホロテープから知ることができる
内容は彼女がフェラル化していく寸前に録音されたもので、治療法が見つからなかったこと、そしてオズワルドにはヌカワールドを去るよう促している。

因みに彼女の死体はその場では見つからない。

オズワルドと会敵する前にこのホロテープを見つけておくとまた違った展開を見ることができる

戦前の人物。
「キング・コーラの宮廷2077」のチェリー王女役としてヌカ・ワールドのキッディキングダムで仕事をしていたことがターミナルからうかがえる。

戦後、次々とフェラル化するパークの従業員達を"病気"だと思い、オズワルド達にパークを任せ、治療策を探しに旅に出るのだが…


彼女の結末は、議論にもなった"グールのフェラル化"についてのある意味公式からの答えといったキャラクターでもある。