ザ・マスター

>>25
ザ・マスターは元はミュータント発生源を調査する側だったが、戦闘中の事故で自らもスーパーミュータントになってしまった人物。

彼はスーパーミュータント化には生殖能力がなくなってしまう重大な欠点があることに気付けなかったが、その欠点がなければスーパーミュータントは明らかに人類よりも優れているので、その条件下なら全人類がスーパーミュータントに自らの意志で変わってゆくのは壮大な理想となり得た。

そしてスーパーミュータント化の意思がない者にも余生を保障する人物であり、生殖能力の喪失を指摘すると過ちに気づくことのできる人物でもある。

現代の人類種に限界を感じ、それに代わる新たなる種を誕生させようという計画は、今作のインスティチュートの思想とよく似ている。

スーパーミュータントも(第三世代型)人造人間も生殖能力を持たず、成長もしないという特徴も似ており、
自分達がその種を管理する事で、その地に平和が訪れると信じている。

無論両者の来歴や思想の細部は違えど、両者共に現地で今を懸命に生きる人々を無視し、無理矢理に自分達が理想とする未来を実現させようとしている…

人は、過ちを繰り返す。

>>23
ページの上下端にある大辞典の一覧を見ればわかりますが、Fallout3より前の作品には個別の大辞典がありません。（3とNVの大辞典もFallout4大辞典から分けて設立されたものです。）
このザ・マスターの項もFallout4大辞典しかなかった頃に登録されたものです。

第一作のラスボスともなればその後の様々なボスについてボス論としてザ・マスターとの比較が行われます。
また、素晴らしいシリーズの礎を築いたキャラクターですから詳しく知りたいという新参のファンも大勢います。
こうした観点から過去作の重要なキーワードには大辞典に「過去用語」というカテゴリがあるのです。

なによりも、このページに寄せられた総数800を超えるGood投票が、この語の重要性を物語っていると言えるでしょう。

>>16
大昔と書かれているが、それは本作からの話。実はザ・マスターが「誕生」した年と76ゲーム開始時の再生の日は同じ2102年である。前者が7月頃、後者が10月23日と時期も近い。
西海岸でザ・マスターが計画の初期段階に入っていた頃には、既に東海岸は強さだけを求めて核ミサイルで遊ぶミュータントが闊歩していたのだ。
奇しくも、両者とも戦後復興用Vault出身の居住者である。Vault-Tecも想定外だろう。

幸い、我らがブルーは冷凍されていたのでそんなこと知る由もなく、無事に23世紀を迎えられましたとさ。

外見や言動は狂気的だが、原動力は純粋な善意であるというフォールアウトらしからぬ、あるいは非常にフォールアウトらしいラスボス

スーパーミュータントによる実質的な選民を行おうとしていたが、似たような選民思想を持っていたエンクレイブがFEVを使用し地上のウェイストランド人を駆逐しようとしたのに対して
ザ・マスターは自分の思想に賛同しない者達の存在を肯定しており、子孫を残す事を禁じる代わりに支配と庇護によってその余生を全うさせるつもりだと話している

また態度は頑なではあるものの、会話を持ちかけると主人公の意思を尊重してもいいと質問に答え、自身の思想と計画を明かして協力を持ちかける、対峙した際もまず初めに仲間になるか死を選ぶかを問いかけるなど外見に似合わず対話での懐柔、解決を好んでいる面も見られる

そしてスーパーミュータントの欠陥を指摘した際には、自分は狂っていたと絶望しながらも望みがある内に立ち去るよう主人公に促し、脱出した後に基地と共に自爆するなど何処か物悲しい結末を迎えてしまう
彼自身はこれまでの行いを進歩と癒しの名の下に成してきたと語っており、手段さえ誤らなければ本当に人類の希望に成り得た人物だったのかも知れない

>>5
ほとんどの人間は放射線の影響によりスパミュ化出来なかったためVault内におり、ほとんど放射線の影響を受けなかったVault居住者達を攫い、他はスパミュ化出来ないから殺していた(チルドレン オブ カテドラルは人間の町で元Vault居住者を探すための教団でありザ・マスターに殺されない数少ない人間の集団である)

人間の頃の出生は実はvaultシティ（vault8）で元vault居住者だった

最初は「リチャード・モロー」と言う名前で
建設されて間もない頃のvaultシティのcitizen（特権階級のこと）だったが
そこで殺人を犯した罪で町を追放されその後「リチャード・グレイ」と名を変えてハロルドと知り合いfallout1の事件へとつながったらしい

>>3
この精神攻撃を防ぐPsychic nullifierだが、後にニューベガスでこれと同じもの(？)を身に着けている人物が第188交易所に住んでいる。
予報官(the forecaster)と言う孤児のサイキッカーで、マママのような未来視が出来るようだ。
その強力な超能力を制御出来ていないのか、予報を行うと強い頭痛に襲われるらしく、ザ・マスターの精神攻撃を防いだヘルメットと同型のようなものを被ることで抑え込んでいる模様。

なお子供なのでスリ取ったり、殺害して奪ったりは出来ない。

人類は変異によってより優れた種へと進化すべきという彼の思想を否定するのは簡単かもしれない。
だが大昔のアパラチアにおいて力を求め、彼と同じようなことを変異ガチャと称して敢行し続けたレジデントと呼ばれる者達が居た事実から決して目を背けてはならない。

男性声優はくまのプーさんのジム・カミングス、女性声優は同じくプーさんに出てくるカンガのキャス・スーシー。

下手すると対面すらせずに核爆発で吹き飛ばされることもある
このシリーズの自由度の表れとも言えるかもしれない

人体を一度液状化させ心電図にぶっかけて再度固体にしたようなグロテスク極まりない外見をしている。
心臓の弱い読者は閲覧注意である。

異なる要素を持っていることが人間が起こす争いの原因だと考え、一つの種(one race)、一つの目的(one goal)、一つの民(one people)に統合されたスーパーミュータントによってウェイストランドを平和に導くというのが彼の考えだったようだが、FEVによって変異する際に生殖能力が失われるというスーパーミュータントの最大の欠陥に気づいておらず、その点をVaultの住人に指摘されると(ある程度のspeechスキルもしくは証拠となるデータが必要となるが)自らの過ちに絶望して文字通り「自爆」してしまう。

>>8 のセリフはVaultの住人と対面した際のセリフの一つで、日本語訳も
「（Unityに）参加なさい」「死ね！」「参加なさい！」「死ねや！！」
と、二重人格の節があるというか明らかに狂っている面が強調された名場面の一つ。

更に言うと、「参加なさい」「死ね」の二つはスピーカーと地声でそれぞれ分かれているっぽい音の違いがあり、機械も取り込んだマスターのヤバさに拍車をかけている。

ｼﾞｮｫｲﾝ! ﾀﾞｧｰｲ! ｼﾞｮｫｲﾝ! ﾀﾞｧｰｲ!

　製作者がジェットを体験したんじゃないかと思うようなまさに人間の成れの果ての様なデザインをしている。
　分かる人に説明すると○生獣に出てきたミギーの口の部分をTVのモニターにし、目の部分を人の顔にしたようなデザインである。（ちょっとわかりづらいかな？）

殺しはしないけど断種するって言ってたから「滅ぼす」でもまあ間違いではないが・・・

>>1
戦争は開始していない（というかそもそも戦争するつもりがあったのかどうかも疑問）。その前にVaultの住人に倒されている。それとスーパーミュータントにもいろいろいるので一概に悪影響と断じてしまうのもいかがなものか。

>>3 の通りヘッドギアで精神攻撃を防げるが、1では同様の効果を持つPerkもある。
……まぁ、逆に言えばヘッドギアがあるので完全に役立たずなPerkと化してるから他に振った方が絶対にいいが。

彼の部屋に進む通路では強力な精神攻撃を仕掛けてくる。
部位に重症を被ると治療しても後遺症が残る仕様だったためラスボス前に目を潰されPERが激減なんて事もありえた。
地下二階で洗脳を受けている人間からヘッドギアを手に入れれば防げるので挑む場合はちゃんと手に入れておこう。
ちなみにヘッドギアの形状はオウム真理教が信者の洗脳につかっていたPSIという装置に似ている…

人間であった時の名前はリチャード・グレイと言い、マリポサ軍事基地を「キャラバンを襲撃していたミュータントの発生源」と睨んでハロルドらと共に調査に乗り込んだもののミュータントに襲われ混乱の中で行方不明となる。

ハロルドはこの時を「隣にいた彼だけがクレーンにぶつかり酸のタンクのようなものに落ちた」と振り返っているが実はそれこそがFEVのタンクであり、直後の変異を記録した彼の音声ログも（ゲーム中では文章として）存在している。

第一作目「Fallout」のラスボス。西海岸スーパーミュータントの首魁。
マリポーサ軍事基地でFEVを用いスーパーミュータントを生み出した張本人で、自身もFEVによる影響で異形のアボミネーションと化してしまった元人間である。
高度な知能と、基地内に居ながら遠く離れたSMともテレパシーを通じてやり取りが可能であるなど、超常的な特殊能力を獲得している。

スーパーミュータントこそが次世代の選ばれた存在であるとして、旧人類たるウェイストランド人を滅ぼそうと、マスターズアーミーを率い戦争を開始する。
Vaultの住人との死闘の果てに敗北して死亡するが、マスターの遺した悪影響は100年以上経った「New Vegas」の時代においても未だ猛威を振るっている。