ニュースキャスター

「…さてお住まいの地域の天気を見てみましょう。今週末は季節外れの暖かさが続き、最高気温は13度になる見込みです　しかし、ご覧のように寒冷前線がカナダから降りてきており、来週のハロウィーンは乾燥し、冷え込むでしょう。海外派遣されている我が軍も、予想外の天候に見舞われているようです　マンバハオ島の夜が冷え込んでいます。東南アジアでは季節はずれの天候です。しかし第五歩兵部隊にとっては秋のジャンポリーと同じくらい快適のようです　おかげで、機械化されたヘルキャットが喚く共産党員どもを、ボホール海に追い落とすのも簡単になりました　次はスポーツです　アメリカ人なら誰もが絶対に避けられない話題があります。もちろん偉大なる国民の娯楽、ベースボールのことです　今日の午後、この街でボストンの最強打者がフェンス越えを狙っています　エースのマット・ザ・ミサイル ムルタグに率いられたボストンはテキサスを撃破し、1918年以来のワールドシリーズ優勝をもたらそうとしています　本日の経済ニュースに移りましょう　「Vault-Tec社」は有名な“ようこそ我が家”へキャンペーンを継続すると宣言しました。Vault81、111、114にはまだ空きがあるそうです　昨年、アメリカ建国300周年を記念して開始したVault76以来、Vault-Tec社は国中に100を優に越えるVault建設計画のもとに拡大を続けています　さて今度は、中国との不安定な状態が続く現状の独占取材からご報告します　中国軍はついにアンカレッジから退却する気配ですが、この対立は恐ろしいほどの緊張状態へと変わっています　外交交渉は全て延期され、戦争は両者に歴史的な大損害をもたらしました。今、多くの人々が古き良きアメリカがついに勝てない戦争を始めてしまったのではないかと不安の声を漏らしています。　続いて…ええ…、閃光があったとの報告が。目も眩む閃光とのこと。大爆発の音…確認を…確認をとっているところです…　どうやら現地支局との連絡が完全に取れなくなった模様です…　い、今…確認の報告が入ってきました。ニューヨークとペンシルバニアで核爆発を確認したとの報告が来ました…　神よ…」　　　　　

英語版で彼を演じているのは『ヘルボーイ』などで知られる俳優のロン・パールマン。
トレーラーや作中のナレーターなどとしてFalloutシリーズのほとんど全作に出演している。

あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る
「また核戦争をするなんて一体どういうつもり?」

吹き替えられている日本語版では非常に気づきづらいが、しばらく見ていると流れる
スポーツの話題で野球について話し始める時、英語版では

Something that is, unquestionably, inescapably, American.
I am referring of course, to our great national pastime, baseball.

と言っており、Fallout3に登場したエデン大統領のラジオ放送と
全く同じフレーズというパロディになっている。時系列的に考えると
このニュースを読み上げていた名も無き彼の方が先になるが、200年後に全く
同じフレーズがウェイストランドに垂れ流されていたと考えると中々面白い。

結構いろんな事を喋ってるので二週目以降は（インターホンを無視して）じっくりと聴いてみるのも良いのではないか。

Vault111に空きがあるとのニュースを流したが為に、近隣住民がフェンス間際まで押し寄せることになる。
が、結果は見ての通りだった。空きがあろうが、未登録の人物をVaultに入れる事は無かった。

ほんの一瞬のちょい役

使用されなかったセルでぼーっと座ってたりする。

オープニングでテレビのニュースにてざっと色々な当時の歴史を伝えてくれる人物。
Vault81、 114、 111にまだ空きがあることを伝えている。
建国記念に建設されたVault76のことにもちらりと触れている。
Vault-Tec社ようこそ我が家へキャンペーンで大々的に明るく報じている。
…少なくともアメリカにむけて核爆弾が発射されるまでは。
なお唯一本作にて行くことが出来ないVault76はと言えば入居20年間だけは宣伝通り
の日常生活を送らせたのちに住民達を強制排出させた。