監督官のターミナル(Vault81)

すごく平和なログばかりでほっこりする
彼らからすれば大変な生活史なんだろうがこの世界この時代の外では考えられないのどかさ

[ログ]

[食物、輝かしい食物]
収穫したニンジンが無くなったとプリシラから報告があった。もっと一貫した
ローテーションを組めると良いのだが、悪いことばかりでもない。今はニンジンが
手元になくとも、それが戻ってきた時にはそれだけ喜びも大きなものになる

マリアが初めてバラモンのミートパイを作った日のことは忘れられない。天国に
いるような気分で、もう箱入りステーキは食べられないと思ったほどだ
(Dr.フオーサイスの希望に反して)。
ただ、それまでどおり古いソールズベリーステーキを楽しめるようになるまで、
時間は掛からなかった。

それも悪いことばかりではない。マリアのマットフルーツパイはいつ食べても
最高だ。たとえデザートが失敗しにくい料理だとしても!特別な日に振る舞うことが
できるのもそのおかげだ。機転の利くマリアらしい。これだけ長くシェフを
やっていれば、我々が味にうるさくないことは彼女も知っているはずだ

[ログ]

[ボビー・デルーカ]
ボビー・デルーカをドラッグの現行犯で捕まえるのははたして難しいことなの
だろうか?Vaultの広さは無限ではない。隠れられる場所も限られている。それに
ここには私がいる。彼のちょっとした習慣についてまた苦情が届いた

この件に関してはいろいろな意味で腹が立っている。誰もが仕事に精を出し、
一日中働いている。だがボビーはどうだ。仕事中も寝ているし、そもそもその仕事
すらできない。結局オールド・ラスティが全部やることになる。彼はハイになって
いないときは、必ず酔っ払っている。彼の姉妹はボビーが何をやっても必ず擁護に
回る…他にも挙げればきりがない

彼を隔離して、ガードを置く、私はそれもひとつの薬だと考えている。罰として
離脱症状に苦しめばいいのだ。誰もが当然の報いだと考えているはずだ

[ログ]

[反連邦]
まただ。ある市民が商人に、彼らがここにどれだけ必要ないかを説明していた。
彼らは一体どうしたんだ?ホルト?ミランダ?商人がいなければ生きていけないと
いうことが分からないのか?この辺りのものを修理する道具も、彼らがいなければ
半分も手に入らないだろう

よそ者を受け入れる不安は理解できる。私も2世紀隔離された後、初めてVaultを
開いた時には恐怖を感じた。だが10年も経てば彼らと顔なじみになり、以前よりも
信用して受け入れられるようになっているのが当然だろう。未だにホレーシオを
認めない人がいるが、彼とはもう数年来の仲じゃないか

ただ確かに、未来がどうなるかなんて私にも分からない。明日にも危険な人物を
招き入れてしまうかもしれない。しかし、これは次の世紀まで生きるために逃す
ことができないチャンスであり、受け入れるべき変化なのだ

[ログ]

[修理、修理、修理]
このVaultでまた何かが壊れたら、私は叫び出すだろう。そして“叫ぶ”と同時に、
“怒り任せにこのターミナルのキーを叩き”、新たに苛立たしいログを残すことに
なる。監督官バーツの後任になった時、私が沈みゆく船を相続したということを
誰も教えてくれなかった

カルビンが言っていたが、このVaultがボロボロなのはそもそも我々やその生活が
原因ではないらしい。外的なものに起因しているようだ。外となれば当然、全体の
損傷具合を見積もるのは難しくなる。Vaultを地中から掘り出すわけにはいかない
のだ

運の良いことに、リアクターは故障することなく動き続けている。
オールド・ラスティが対処できなかった出来事は2世紀の間、発生していない。
確かに壁はボロボロだが、少なくともそれを確認することができるだけの光源は
ある

[メンテナンス要望書]

[2階アトリウム通気口]
通気口に漏れ。シャフトの状態を調べる必要あり。問題部分の交換が必要かも
しれないが、一部の修復だけでも十分である見込み

[メインフロア通路]
パイプが消耗。溶接とシーリング剤が必要。床の一部は交換が必要な可能性あり。
損傷の程度を確認するには、見えないところを詳しく調べる必要あり

[入口]
床の配線まで水が上がってきてるため、コンクリート基盤のシーリング剤が損傷
していると思われる。密閉および水を除去する方法を見つける必要あり

[供給品要請]
マリア・サマーセット-完了
-マットフルーツの箱(3)
-バラモンステーキ(10)
ジェイコブ・フォーサイス-完了
-スティムパック(50)
-血液パック(10)
プリシラ・ペンスキー-完了
-フュージョン・コア(3)

Vault81の監督官マクナマラの部屋に置かれたターミナル。内容は
[供給品要請]
[メンテナンス要望書]
[ログ]