周回

自分の場合、周回プレイ用にVault111の地上に戻るエレベーターの手前でのセーブデータを置いておき、長いオープニング等を見なくてもいいようにしている。

……なので度々、主人公と自分のテンションの乖離に驚く事になる。

111「息子……ショーンを捜している。まだ1歳にもなっていない(迫真)」

自分「(あー、確かそうだったねぇ…)」

……ゴメンよ、ただ単に、序盤のないない尽くしのヒリヒリ感を求めてるだけなんだよ……。

まだまだやり込める要素はいくらでもあるのにレベル50前後で次の周回を初めてしまうのは自分だけではないはず

やり込みがいのあるボリュームで、かつリプレイ性が高いという欲張りなゲームデザイン故に、人によって周回頻度は大きく変わってきそうである。


単純に前回と違う選択をしながらストーリーを追うだけでも楽しいが、プレイスタイルやビルドの方針をガラッと変えてしまうのが新鮮でおすすめ。特にSPECIALとperkの再選択は周回の醍醐味だろう。


筆者は脳死でINTに全振りし、投擲系の爆発物…特に地雷をガンガン使う方針が3から続く鉄板のスタイルだったのだが、ふと思いついた「とにかく撃ちながら突撃してバッシュを当てにいく」「デカいヤツにはデカい銃」という単純すぎる脳筋スタイルが最近のマイブーム。また、全プレイで初めてメンタスをかじった。


特に筆者の中で存在意義が全く不明であり、ゴミとすら思っていた「Basher」は今では1番のお気に入りperkである。

PC環境ではMODの衝突からFO4が何処かしら、最悪タイトル画面時点から動作しなくなり、MOD環境を完全なゼロから再構築してニューゲームから始めるケースもある。

「縛りプレイ」を「インスティチュート到達（メインクエスト完了）」や「エンディング到達（勢力クエスト完了）」までの区切りで行う場合は数時間〜十数時間の比較的短めのプレイ時間で周回する事になる。
この時はメインクエスト中の難所をどう乗り越えるかを中心に考えてプレイする事になる。

・Vault 114　トリガーマン（実弾武器）をどう捌くか
・ヘーゲン砦　人造人間（エナジー武器）をどう捌くか、ケロッグをどうやって処すか
・輝きの海　放射能の重汚染地帯をどう抜けるか
・グリーンテック遺伝学研究所　ガンナーをどう捌くか、コーサーをどうやって処すか

他のゲームには、ゲームクリア時の強さを引き継いでストーリーの初めからプレイできる、いわゆる「強くてニューゲーム」があるものもあるが、本作にはそうしたシステムは存在しない。
だが、エンディング後までプレイしたならばそれを補うに十分なほどのプレイヤースキルを身に付けていることが多いだろう。

「今度の在郷軍人会館での演説だけど、どうかな」
「ええ、すごくいいと思うわ」

朝っぱらから洗面台の前に陣取ってスピーチの練習を妻に聞かせるシーンは周回プレイヤーにとっては親の顔より見たシーンである。

システム上のゲームの終点が（ゲームオーバーを除き）存在しない本作において、自分の中で物語に区切りをつけ、新たにキャラクターメイキングからプレイし始めること。
また、その際のニューゲームからプレイ完了までの区間のこと。

プレイヤーにより、また同じプレイヤーでも周回ごとに一周回に要する時間は大きく異なることがあり、1000時間を超える場合もある。

次の周回に進む理由は様々である。
また、不具合等によるやむを得ない場合を除きいつまでも同じキャラクターで、同じストーリーの続きをプレイし続けるというスタイルももちろんある。