生存者

アパラチア各地に点在する町は、少なくとも最終戦争直後は生存者が居住していた痕跡が見られる。その多くは2097年の生存者全滅より前に、様々な事情により無人の土地と化してしまっていたようだ。

ー森林地帯
・フラットウッズ
レイダーの死体が各所で見られることから、おそらくレイダーの襲撃に遭って全滅。
・サットン
教会に残された痕跡から、戦後まもない時期に集団自死が行われた模様。その後は駅のベンダーボットがレイダー勢力であることからレイダーが進出していたようだが、いずれにせよ2102年の段階でスコーチの巣と化してしまっていた。
・モーガンタウン
2096年にレスポンダーはここで全滅したようだ。2103年の段階では街はグールだらけだが、Back on the Beatでのスチールハートの発言から察するに、人が居住していた時期もあったようだ。
・ヘルベティア
戦後、少なくとも一部の住民がホライゾンズ・レストに移住した模様。ヘルベティアの住民はスコーチに、ホライゾンズ・レストの住民はスーパーミュータントにやられてしまったと予想される。
・チャールストン
2082年のクリスマスの洪水で全滅。以降はレスポンダーとレイダーがにらみ合う土地と化した。

ー積灰の山
・ルイスバーグ
戦後もコミュニティが維持されており、お祭りなども開かれていた。レイダーが残したメモから察するに、おそらくレイダーの襲撃対象となって全滅。
・ウェルチ
全滅の原因は不明。ストライクブレーカーの残骸が大量にあるため、ひょっとしたら戦前の段階で荒廃していたのかもしれない。
・ベックリー
全滅の原因は不明。街全体が要塞化されており、現在はストライクブレーカーが跋扈していることから、デモ隊とストライクブレーカーの激しい衝突があったのは確か。

ー毒の渓谷
・グラフトン
全滅の原因は不明だが、下記のクラークスバーグ同様、住民はモーガンタウンに逃げたのかもしれない。グラフトン市長は1対0で選挙に当選したと言っているが、具体的にいつ選挙を行ったかは分からない。
・クラークスバーグ
クーパー・ルーが残した記録から、住民の多くはモーガンタウンへと避難した模様。

ー荒れた境域
・プレザントバレー・スキーリゾート
カットスローツの居住地となっていた。おそらくスコーチによって全滅し、現在はスコーチの巣と化している。
・ホワイトスプリング・リゾート
2077年の段階で従業員数名と宿泊客、大勢のロボットが滞在していた。最終戦争後1年間はリゾート内にとどまっていたものの、「近代遺産リノベーション」によってリゾートを追い出されることが決まってしまった彼らは、2079年の正月に慣れ親しんだリゾートを旅立った。

ー沼地地帯
・ハーパーズ・フェリー
最終戦争後はフリーステイツの構成員を交えて復興が進んでいたが、2086年ごろにスコーチビーストおよびスコーチ病によって全滅してしまい、フリーステイツのメンバーは自分たちのバンカーに再度閉じこもった。
・バローズ
戦後まもない時期にコミュニティが結成されたものの、突如支配者を名乗りだしたマーカスの暴政によって大勢の離反者が出た模様。その後の経緯は不明だが、2102年の段階ではグールの巣と化している。
・ツリーハウス・ビレッジ
2081年に沼地地帯の生存者がレイダーの襲撃から逃れるべく、元々存在していたツリーハウス（木の上に作ったレジャー用の家）を拡張して作った集落。ただし、わずか2ヶ月程度で放棄されてしまったようだ。
・モスタウン
具体的にどういった性質を持つ集落だったのかは不明だが、2102年の段階ではスコーチの巣と化している（近隣に地割れ地帯もある）。バローズのDr.ケンがここに移住する旨を書いたメモを残している。

ークランベリー湿原
・ボグタウン
戦前の段階ではワトガに入居できなかった貧民層のための街だったらしい。戦後に書かれたと思わしきメモなどがいくつか見つかるが、具体的にいつ街が放棄されたかは不明。
・ワトガ
2077年10月22日にスコット・W・ターナーがロボットのプログラムを書き換えるというテロ事件を起こし、街は無人地帯に（ただし、この結果は彼が意図したものではなかったらしい）。