2102年

ちなみにこの年の西海岸では、ミュータントのキャラバン襲撃を調査するためにハロルドとリチャード・グレイらが調査隊を結成していた。
6月23日、一行はマリポーサ基地に到着し、ミュータントと防衛システムの手荒い歓迎を受けながらも2人はFEVの培養タンクがある部屋までたどり着いた。だが事故でグレイはFEV培養タンクに落ちてしまった。

ハロルドは命からがら脱出するも既にFEVに侵されており、まもなく変異してしまう。
一方のグレイは1ヶ月ほどFEVに浸かったことで醜い身体になったものの、非常に高い知能を獲得した。彼はザ・マスターと名乗り、FEVを使ってスーパーミュータントの研究を始めるのであった。

一切関係は無いものの、本作の本編と初代Falloutのラスボスが生まれた時期が同じというのは興味深い話だ。
皮肉にもレジデントはFEVの有毒粘液を進んで摂取し、放射能で変異しミュータントと化していたのだった。

後付けでルーベン・ギルやシークレットサービスといった人間がレジデント以外にもいたことになっており、正確には「2102年10月23日まで地上には人間はいなかった」ということになる（なおルーベン・ギルは再生の日以降に外へ出ており、12月上旬ごろまで生きていた設定）。

最もこの頃は監督官が消息不明だったし、レジデントの殆どはPerkや変異で人外への道を歩んでいたので、2103年になるまで真の「人間」と呼べる人はアパラチアにはいなかったともいわれる。

>>4
各地の資料を総合すると、おそらくはResidentたちがVault76を出る5年前、すなわち2097年ごろには全滅していたらしい。

ついでに言うと、当時アパラチアに存在した有力組織が壊滅した順番は、BOS→フリーステイツ（アビー除く）→レスポンダー→レイダー、であると思われる。

広大なアパラチアに24人のvault76居住者と1人の監督官しかいなかった時代
当時は他に生きた「人間」はいないはずの地域であった

しかし間違いなく何年も前に亡くなったであろう死体からそれほど遠くない時期に亡くなったかのような状況の死体まであったためにどのタイミングでアパラチアの住人が絶滅したのかはよくわからない環境でもあった