コーラ・カー・アリーナ

軟質な素材で出来たバンパーが外周を囲っていて、カートどうしをぶつけ合うと
回転したり反転する、いわゆるバンパーカーで遊ぶためのフロアだったと思われる。
古典的なバンパーカーはお尻から天井に向かって給電線が伸びており、
天井部分にある通電したメッシュにそれが接触する事で車内部のモーターを動かし、
ハンドルと連動している前輪で方向を操作する…というとても簡単な仕組みで走る。
最近は床面から給電したりバッテリーで走るモデルの登場でほぼ見られない形式に
なりつつあり、古い文化がそのまま残ったFalloutの世界観だからこそ見られる光景である。

なお余談として、なぜかこのバンパーカーに魅せられ、改造してモンスターマシン化して
公道やサーキットを爆走したがるという人が現実に数多く存在しており
バンパーカーを応用してとんでもない防御力を誇るパワーアーマーを作ってしまった
コルターもそんな中の一人なのかもしれない。

ガントレットを抜けた先にある闘技場で、死の罠を潜り抜けた挑戦者達はここで待ち構えているコルターと対決する栄誉に与ることになる。
ここに到達した者達は例外なく敗北しており生存者はなし。最長生存記録でも2分に満たない有様。
その理由はコルターのまとうオーバーボス・パワーアーマーにあり、絶対無敵を誇る力の前に主人公も同じ運命を辿るかに思われたが……

元々は屋内型のゴーカート場だった様だが現在は電流の流れる金網で囲まれたデスマッチのリングになっている。爆発演出はない。
（金網に触れてもダメージは受けないが、パワーアーマーへの電力供給のために天面は通電している設定）