オールド・ノース・ブリッジ

実物の橋もコンコードからしばらく歩いた地点にある。
自然に囲まれ、小川のせせらぎもあり、ピクニックには最適な環境となっている。
近くには戦争時の民兵や英国兵の犠牲を弔う石碑もある。
当時の服装を模した寸劇なども行われているので必見。

何気に目玉スポットのある地域を繋ぐ位置に座しており、出来ればまともなままで残っていて欲しかった幻の橋

みすぼらしい木造の橋であり、サンクチュアリ自体が戦後に何者かが住んでいた痕跡がある（明らかに戦後作られたワークショップや各種作業台。一部の家には簡易的なバリケードすらある）ため「戦争で壊れた橋をあとから誰かが木で作り直した」と勘違いしそうだが、実物も木造の橋。
それどころか、破損箇所を修復するMODを入れると見た目もほぼ一致する。

コンコードから煙が上がっているのを見た米民兵は、ついに英軍が街を焼き払い
攻撃を始めたと解釈した。米民兵を率いるバーレット大佐は全員に武装を指示、
相手が攻撃をするまでは発砲しないことを言い含めた上で橋に向けて進軍。
これに対し、英軍士官はこの橋の橋板を剥がして米民兵たちを阻止しようとした。
米民兵たちが二列縦隊を作って川岸を橋に向かって進軍する一方、
英軍はこれに対して名目上の指揮官であるウォルター・ローリー大尉が
戦術のミスを犯し、橋に対して垂直に展開するという指示を出してしまう。
（この戦法は本来は狭い通路等に対して使われていたもので、川を挟んで
　両軍が対峙した状況下では適切なものとは言えなかった）
英ウィリアム・スーザランド中尉が正しい戦術に変更させようとしていた時、
英兵の一人が恐慌から威嚇射撃を行ったため混乱を来した他の兵も攻撃を開始し、
米民兵たちの先頭に居た4人が死亡。米民兵たちもこれに応戦した事で
英軍側は士官4人を含む10人が負傷、3人が死亡した。
戦術的・数的に負けている事を悟った橋周辺の英軍は負傷者を助けもせずに
コンコード方面に居る隊と合流するために逃げていった。
それまでにも英兵が植民地人を負傷させる、殺害するという散発的な小競り合いが
あったにはあったものの、米民兵と英兵の間で本格的な銃撃戦が繰り広げられ
英軍側に士官含めた死傷者を出す衝突になったことは英軍に大きな衝撃を与えた。
その後も米民兵が撤退する英軍を散開戦術や狙撃によって苦しめるなど、
事実上の「独立戦争」の火蓋が切られる事となった橋である。

作中ではサンクチュアリ側から橋を渡った所にレイダーとズル剥けの
モングレルドッグの死体が転がっているが、上述した衝突の後、
極力米民兵たちを刺激しないように本来の任務と負傷者の救出のため
戻ってきた英兵たちが橋の上で死んでいる仲間の一人から頭皮が
剥がされているのを発見し大きな怒りと恐怖を感じたという逸話があるため
これを意識したオブジェクトと思えなくもない配置である。

修理したい例の橋。
やはりと言うべきか、修理MODもあったり。

>>1
コンコードでプレストン一行を助けた後にサンクチュアリまで同行すると、プレストンが

「初代ミニッツメンの像がある、ということはここがオールド・ノース・ブリッジか！」

という内容の発言をする。

サンクチュアリ・ヒルズのすぐそこにある大破した橋。
独立戦争のコンコードの戦いで有名な実在の橋で、作中ではこの名称を聞くことは出来ない。