ロングフェロー・ブリッジ

非常に歴史のある橋で、前述のロングフェローが読んだ詩と併せてボストンの
名所の一つとして数えられる…のだが、現実ではボストンに蔓延していた汚職により
崩落の危険性がある橋として有名になってしまっていた。

というのは、本来は橋というのは定期的に点検・補修をしないといけないのだが、その
予算がずっと中抜されており、約100年間で2回しかメンテされていないかったのである。
この事実が明るみに出て以降、強度に問題のある橋として車や鉄道の速度規制が行われたり
花火大会の見物人が集まらないようにイベント時は交通規制がかけられるようになっていた。
結局2012年頃から修復プロジェクトが始動し、橋の景観を保ちつつ部品の取替が
進められるも「交通の要所+現在では見られない工法の歴史的建造物」という
厄介な条件が重なっていた為に、工事は5年以上もかかった。
完了したのは2018年のことで、本作が発売された時点では目下工事中。

他の橋に比べると明らかに損傷が少ない気がするが、本作のスタッフも
この橋が壊れたところだけは見たくなかったのかもしれない。

チャールズ川に架かる橋の一つで、ケンブリッジとビーコンヒルを結ぶ。名前はチャールズビュー野外劇場付近の歩道橋にある案内看板より。
北詰めはキャンプ・ケンダル（グリーンテック遺伝学研究所付近）、南詰めはアパート(ビーコンヒル)（Vault-Tec地区本部付近）。

橋の状態は良く、大きな損傷は見られない。しかし南北どちらもレイダーの拠点となっており、通行は非常に危険である。迂闊に近づけば”通行料”を取り立てられることだろう。

実在する橋で全長は538m。1793年に建てられたウエスト・ボストン・ブリッジを、1906年に鉄道道路併用橋に建て替えたもの。当初はケンブリッジ・ブリッジとも呼ばれていたが、1927年に詩人ロングフェローを称えロングフェロー・ブリッジに改名した。
現実では前述のとおり鉄道も一緒に走っているが、そこまでは再現されていない。