チャールズ川

ダイヤモンドシティにやって来たばかりの主人公に向かってセキュリティが
「お前はチャールズを越えてきたのか？長いハイキングだな」
と言う事があるが、それがこの川。
各所のターミナルや文書でたびたび目にする名前でもある。

Fallout3でもマップ南東に向かってポトマック川が横たわっていたが、あちらと比較すると全体的に岸壁が低く、泳いで渡河を試みた時に岸に上がりやすい。
マイアラーク（ミレルーク）以外の生き物も棲息しているため、DCと比べると水源の汚染は深刻ではないようだ。
（水辺が多い本作ではゲームデザインの都合か水中で受けるRADダメージは前作よりずっと高いが）

（空飛ぶ帆船を除いては）ゲーム中で動く船を目にすることは少ないが、船舶が完全に廃れているわけでもないようでマロースキーのギャングはダイヤモンドシティに薬物を密輸するにあたってチャールズ川をボートで輸送している。グッドネイバーかあるいはフォー・リーフ・プラントのラボから直接運んでいるのだろう。
もともとボストンが港町として栄えただけあって連邦では多くの居住地が水辺にあり、チャールズ川上流からサマービル・プレイス、イーグレット・ツアー・マリーナ、オバーランド駅、ハングマンズアリー、バンカーヒルといくつも拠点が並ぶ。海に出れば沿岸にもキングズポート灯台、ボストン空港、ノードハーゲン・ビーチ、キャッスル、ワーウィック農園等々やはりいくつも開拓地がある。
船が使えればバラモンに背負わせて歩いていくより安全かつ迅速に大量輸送ができるはずで、川と沿岸の安全と制海権を確保できて水運で多くの居住地を結びつけることができたなら連邦復興の大きな助けになるかもしれない。

ダイアモンドシティに行く際に渡る川である。
橋が少なく、レイダーが巣くっている所もあるため、初見プレイともなると渡るのに難渋することもあるかと思うが、向こう岸に渡るだけであれば、RADもそれほどひどくないので、橋を探して移動するよりは飛び込む方が早いことも多々ある。

実際、連邦に住む人々からは、とある将軍に任命されたプロビジョナーがバラモンを連れて躊躇なく飛び込みザブザブ泳ぐ姿が目撃されている。

ボストンを語る際には外すことが出来ない主要な河川でもある。
まず貿易の拠点になった後、川沿いの良い立地を求めてボストンには
多くの工業が集まり、物とお金を動かし、ボストンを繁栄させる原動力になった。
ゲーム中では川沿いに軍事用品を運んでいたと思しきはしけが複数見られるほか、
AquaboyのPerkを取ればそのまま海まで出て南下もでき、移動にもとっても便利。

本作のマップ南端から中央、そして東のボストン港に向かって流れている河。
源流はボストンから西南西方向に約42kmほど離れたホプキントンにあり
綺麗で澄んだ川は戦後ボストンの美しさを引き立てる。