命令書

完全に余談であるが筋肉モリモリマッチョマンの某州知事もオーストリア陸軍時代にほぼ同じことをやったことがある、彼は池に沈めたが…
有名になってから弁償したらしい

軍から戦車がパクられるなんてありえない…と思いきや、アメリカでは1995年に
陸軍退役軍人が精神を病み、薬物に溺れた末、州兵兵器庫から戦車を盗みだし、
車や路上にある物を破壊しながら暴走するという事件が起こったことがある。
最終的には中央分離帯を越えようとして乗り上げて動けなくなった隙に
ハッチをカッターで切り、説得が試みられたものの結局犯人は射殺。
このような自体を引き起こした州兵兵器庫の警備体制が批判を浴びた。

この事件に対して、当局の発表としては戦車の操縦は専門技術を必要とするうえ、
車両を動かす事が出来る鍵はごく一部の人間のみに与えられている事、
車両はフェンスを乗り越えてもすぐには到達できない場所に保管されており
予見するのは困難だった…としつつも、結局兵器庫の警備は強化された。

なお、本作中のヘーゲン砦周辺にはこの問題の戦車以外にも戦車があるが、
フェンスすらないその辺の建物横で青空整備していたような痕跡があるため、
勝手に持ち出す事はかなり容易だったことだろう。

現場にはその“馬鹿なウジ虫ども”と思われる白骨死体が二体あるが、シャベルと一緒に酒のビンも転がっている辺り全く懲りていなかったようだ

状況からみてだが
新兵たちが飲み明かして酔っぱらい
その場のノリで戦車を乗り回し擱座(動かなくなった)
その後、上官にバレて大目玉
大事にすると面倒なことになる上官(大佐殿)はなんとか戻せと厳令
新兵たちは戦車を基地まで戻そうと四苦八苦

そこで世界に終わりが来た

そして二百年……といったとこではなかろうか

何がどうなったら戦車がなくなるのだろうか
そして戦車一両なくして果たして「しこたま殴って懲罰房」程度の罰で済むのか
謎多きメモである

ちなみに、この“プ大佐”というのは恐らくケンブリッジポリマー研究所の所長のターミナル内に登場する「ケンプ大佐」の事だと思われる。

馬鹿なウジ虫どもめ！

まずは軍曹にお前らが基地で飲んでいるのを見たと言われ、次は戦車がなくなっただと！？明朝6時までに、俺の顔が映るくらいピカピカな状態で戦車が戻らなければ、頭をしこたま殴りつけてからしばらく懲罰房に放り込んでやるぞ！

プ大佐

中継タワー0BB-915のすぐ西にある廃戦車の傍に、きれいな水・タバコ・汚れた軍用ヘルメットと共に置かれているメモ。

差出人名部分が破れている。