ブレイク・アバナシー

ミニッツメンを再建していると告げると、それまでの余所者に対する塩対応などなかったかのように本当に嬉しそうに褒め称えてくれる。
レイダーに娘を奪われてその後も農場と家族を守るためにギリギリのところまで気を張っていたのであろうことが窺い知れるやりとりである。
なので心優しい将軍はどうか彼の開口一番のケンカ腰と説教を大目に見てやって欲しい。

寝てても
111「アバナシーさ・・・」
ブレイク「さすがプロの仕事だ！」ｽｸｯ
と仮眠中の消防隊員が警報を聞いたかのごとく立ち上がるので、
むしろ夜に声をかけたほうがはやい

最初に出会った際の会話では娘を奪われた悲しみからか111にもキツくあたってくる。
その際に否定的な会話の選択肢を選ぶとワークショップを開放してもらえない。

なぜか筆者のデータでは作物に配置しようとしても配置できず元の家に戻ってしまったり、店に配置してもウェイトトレーニングをしたり椅子に座ってのんびりしてたりするサボり気質の人になってしまった・・・

2週目以降のは、探索がてら先にペンダントを回収してしまうプレイヤーも多いだろう。突然見知らぬ男が、亡き娘の大切な形見を持って現れる・・・犯人と思われても仕方ない状況にもかかわらず、それでも感謝を伝えワークショップを解放してくれる、心優しい農夫である。

Vaultスーツを装備していると
「スーツは快適なんだろうな？俺はゆったりした物が好きだ」
クエスト完了後は主人公に対して
「この時代にまだ善人がいて嬉しく思う」
「もっと早くアンタが来てくれればメアリーも死なずにすんだのかもしれない」
など話しかけてくる。

我らがアバナシー農場も、労働者や商人が増えて賑わっている。
それに伴って、襲ってくる敵も重武装のSMやデスクロー等、ますます強大化

それ故ミスター・アバナシーは、雨の日も嵐の日も淡々とガードタワーに立つ

頑張れ！連邦のお父さん！
そのうち、そのレザーアーマーも着替えさせてやるからな

そんなブレイクさんも111の頑張り次第で巨大居住地のトップとしてスーツをビシっと決め上階から農場を見下ろしたり
レストランの店主に華麗なる転身を成功させることもできる

個人的にきれいなスーツ系衣服がかなり似合うと思う

自身がショーンを誘拐され、自由博物館で出会ったジュンから子供を亡くしたと言われ、サンクチュアリに植えるテイトを分けてもらおうとして訪れたらまた子供を喪ったと告げられる事になる。

父を追うために19歳の少年少女で冒険していた前作とは違ったパパママ目線のロールプレイをさせるための重たい話のトリプルプレーである。

カウンティークロッシングやフィンチファームの親子を襲う不届き者には怒りの鉄槌を降してあげよう。

不景気だからこのままだと娘を売り飛ばさないといけないかもな！と冗談を言ったら奥さんにマジギレされ、娘にはやんわりと｢農作業とか嫌だから街に行きたい｣と言われ｢気持ちは分かるが、今はメアリーを失ったばかりだから母さんの事を考えて少し待ちなさい｣とたしなめ…

こんな時代に一家を養うのも農場を経営するのも大変だろうが、グッとこらえて親父さんは今日も頑張る。

｢ アンタもいつか農業をやるといい。
　アンタにはその根性がある。
　目を見れば分かる。｣

彼らが暮らすアバナシー・ファームは敷地の広さや建物など、
1ファミリーが所有する土地にしてはトップクラスに広い。
実直な農業一筋で立派な農場を築いている他、家族をレイダーに奪われた悲しみなど
戦前の感覚を持つ111からしても共感できるであろう部分が多い。

サンクチュアリに近いこともあり、連邦初心者の111にポストアポカリプス下での常識や農業の大変さを最初に教えてくれる人物。
そして感情移入をし始めた111にさりげなくレイダーに奪われたメアリーのロケットペンダントの奪還を依頼してくる。序盤のクエストと侮った111は真の連邦の洗礼を浴びるだろう。

アバナシー・ファームの長。
最近レイダーの襲撃により娘のメアリーを亡くしており、悲しみに暮れている。