海洋水族館

建物に突っ込んでいる白骨には腕が付いているので
おそらくオールド・ロングフェローがアカディアへの道中で話していた「人の2～3倍にもなる成長したガルパー」だろう
ガルパーには木にぶら下がる習性があり、白骨の隣には不自然に建物に傾いた木が配置されている。
もしかしたら天井に落ちて動けなかったドジっ子なのかもしれない

なんとこの施設、マウントデザート島のほぼ同じ場所に実在するのだ
Mount Desert Oceanariumという名前のこぢんまりとした施設で、こちらも水族館ではなく史料館といった趣

歴史的建造物や公的機関のビルくらいならともかく、民間の、しかも極めて小規模な施設がきっちり再現されていることに色んな意味で驚かされる

戦前では小さいながらも観光地の一つだったらしく
島内各所にここの場所を指す標識が点在している。

博物館外にある看板にはクジラと思わしき生物を書いたロゴマーク？が有る為
マウントデザート島における捕鯨の歴史を取り扱っていたのかもしれない。

水族館と言われて巨大な水槽やタッチプールやらがあるような現代的なやつを想像するとガッカリする。
どちらかというと海洋生物の史料館という感じの小ぢんまりとしたロケーションである。

ダルトン・ファームから南西の海岸にあるトラッパーの拠点。
展示物か、それとも海から引き揚げられたのかわからないが、建物に鯨の白骨が突っ込んでいる。

ここから西の崩れた橋にはハーミット・クラブもいる。