監督官(役職)

Vault-Tec大学に通っていた監督官候補生たちは最終戦争後、生き残ったモーガンタウンの学生たちを指揮する立場に回ったらしい。
しかし、少ない物資を巡って内ゲバを繰り返すうちに「ハウス戦争」と呼ばれる事態にまで発展。最終的には全滅したようだ。

・Vault 51
監督官：ルーベン・ギル（2078年?～2102年10月23日）→スコーチの監督官?（2104年～）
任務：次期監督官が選出されるのを見守る
　実質的な最高権力者はZAX 1.3c。監督官選出にあたって民主的な選挙も行われたが、最終的に選出手段は居住者同士のバトルロイヤルとなり、居住者はルーベン・ギルを残して全滅した。再生の日にルーベンはZAXに解任され、空席となった監督官席を巡って候補生が争った（Nuclear Winter）。

・Vault 63
　まだ解放されていないため不明。

・Vault 76
監督官：Vault 76の監督官（本名不詳）
任務：アメリカの再建、ミサイルサイロの確保
　再生の日までの25年間、誰一人として欠けることなく居住者を生存させた。現在でも存命しているが、Vaultではなく監督官の家に居住している。

・Vault 79
担当エージェント (AC)：デレク・ギャリソン
　金の保管を目的としているため監督官は設定されていない。シークレットサービスは多くの犠牲者を出したものの、現在でも存続している。

・Vault 94
監督官：なし（名目上）、タイロン・ヘイズ（特別監督官）
任務：身分を隠したうえで実験が進むように監視する
　コミュニティ評議会による自治が行われていたため、名目上は監督官が設定されなかった。コミュニティの代表者はガブリエラ・サラヴァール牧師。2078年11月20日、評議会はコールの一団に虐殺され、残った居住者もG.E.C.K.の核爆発で全滅した。

・Vault 96
監督官：エリック・デマルコス
任務：ノルマの通達、研究員のモチベーションの維持など
　実質的な最高権力者はVaultのメインフレーム。2080年8月31日に居住者と共に脱出を企てるも、失敗し居住者共々処刑された。

・シミュレーションVault
最後の監督官：ドリュー・コリングスワース（2077年10月15日～11月2日頃）
　自身が考案したフードペーストの実験を行っていた。学部長の指示により動脈硬化物質が混入されていたことで死者が続出し、食糧不足による暴動で崩壊した。

Vaultの監督者。1つのVaultにつき基本的に1名配属されている。Vault居住者・スタッフをまとめ、Vault-Tecの指示通りに実験を進めることを職務とする。大抵はVault-Tecの職員である。
本作ではVault監督官を育成する教育機関のVault-Tec大学が登場した。プレイヤーもOverseer, Overseenで少しだけ体験することができる。

監督する立場にあるが、Vaultによっては自身も（知らされていない）実験対象に入っている時や、監督官よりも上位の権限を持つ者がいることもある。大抵の監督官はVault-Tecの命令通り進めていたが、居住者のために命令に反する行動をとった監督官もいる。

Vault自体壊滅していることが多く、戦後30年も経っていない本作でも生きている監督官は1人（Vault 79除く）しかいない。