ヘルヴェティア

現実のヘルヴェティアは国勢調査指定地域と呼ばれる非法人地域である。人口は2020年国勢調査によると38人で、これはハンターズビルよりも少ない。

南北戦争後、スイスとドイツ語話者の移民グループがニューヨーク市ブルックリンで結成された。彼らは新たな移住地を探していて、あるメンバーはウェストバージニア州東部の山岳地帯が豊かだと報告した。現地調査のためコミュニティメンバーの6人が1869年10月15日にブルックリンを鉄道で出発。ウェストバージニア州クラークスバーグで降りた後はそこから徒歩で移動した。
90km以上の山道を歩き続け、10月20日にヘルヴェティアへたどり着いた。報告とは違い実際は険しい山々に囲まれた荒地だったようで調査隊は失望したが、土地の価格は安く、入植の援助も受けられることが決め手となり移住することになった。

1970年時点で32人が住んでいたが、全米の新聞広告でヘルヴェティアを宣伝したことでアメリカ、カナダ、さらにはスイスからも続々と移住者がやって来た。農夫、大工、職人、医者、音楽家など様々な職種が集まり、1875年には人口は308人となった。

1960年代後半、ヘルヴェティア出身のEleanor Maillouxと友人のDelores Baggerlyは先祖から受け継いだスイスの伝統文化を観光資源として生かそうと考え、それを実行した。ファスナハトが始まったのはこの頃とされる。

Fallout76のヘルヴェティアは再現度が非常に高く、レストランや教会の位置、通りの名前まで現実と同じである。

お祭りも終わり、静まり返ったヘルヴェティアになんとなく行ってみた
勿論飾り付けもないし、あんなにたくさんいた生き物や人も一切いない
ただスコーチの溜まり場に戻っていた

改めて見回すと、町中に川が流れてて建物は綺麗だしのどかで雰囲気のある田舎町なんだよな

君がいたヘルヴェティア
遠い夢の中
空に消えてった
ミニ・ニューク

Macの標準フォントの一つや、JR東日本の駅看板の英字部分で使われているフォントのHelveticaは「ヘルヴェティアの」という意味。

ヘルヴェティアの戦後史について考えてみた。

1.陽気なパン屋が出現するレストランにバラモンの剥製が飾ってあったことから、最終戦争後もある程度の時期までは人が住んでいたことが予想される。

2.町の建物には余り損害が出ていないにも関わらず、当時の住民たちの少なくとも一部は町を脱出し、町の東に墜落した飛行機の残骸を改装して作った「ホライゾンズ・レスト」への移住を決行した。

3.教会にはモスマン教団の痕跡がある。2が起こった理由かもしれない。

4.ハニーハウスなど一部の建物には寝袋が敷かれており、生活の痕跡や、そこで隠れ住んでいるうちに息絶えてしまったであろう人物の白骨死体などがある。

5.「レスポンダーの前哨基地」というNoteから、フラットウッズの壊滅後にここを訪れた人物がいることが分かる。ちなみにフラットウッズ壊滅は2096年11月と推測される。

6.「リーヴァーの偵察」というNoteから、2097年の生存者全滅前に、この町はすでに放棄されていたことが分かる。

7.レイダーによる襲撃などの痕跡はないが、教会前には複数の石化した死体が発見できる。ヘルヴェティアがモーガンタウンの南にあることを考えると、おそらくは2096年にモーガンタウンを襲撃しに向かったスコーチとスコーチビーストの群れに、行きがけの駄賃とばかりにやられてしまったのだろう。

以上の要素を総合すると、「戦後しばらくはヘルヴェティアの住民はそのまま町に住んでいたが、カルト教団の進出、またはそれ以外の要因により住民の少なくとも一部は町を放棄してホライゾンズ・レストへと移住（その後全滅）。やがて町は無人となり、以降は時折避難民やスカベンジャーが利用するだけとなったが、最終的にはスコーチの巣と化した」といったところだろうか。

ﾍﾙｳﾞｪﾃｨｱｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ

街の中には薪を溜めておく小屋のような物があり、そこには材木がそれこそ山のように積まれている。
急に木材が必要になった時などに役立つかもしれない。

ここの教会、二階の壁の模様が消えるだったか現れるだったかしたような気がするんだが。俺の気のせいか？
ジェットを減らさないとな…

フェラルと違って中途半端ながら喋れる連中が巣食っているため、
SIRENかバイオハザード4に近い邪教崇拝村的な雰囲気・RPを堪能出来る。
ズタズタの体で呻き、どこからともなく狂気的な台詞を吐きながら湧き出て
凶器を手に襲ってくるスコーチは懐かしくも身に覚えのある恐怖を与えてくれるだろう。

現実に一般的な”ヘルベティア”とは、スイス西部の一地域を表す古代ローマの地名、
もしくは古くから使われるスイス国を象徴する女性像の事である。
他にもスイスが四大公用語を使うのに不都合がある際自国名として使う。（切手等）

この”ヘルベティア”の町の名前は、オレゴン州のそれ同様スイス系の移民に由来する。
シリーズ恒例現実の方の場所とも一部町並みや背景事情が一致するので、
気になる人はグーグルマップも使って21世紀と22世紀を同時に旅行してみよう！

墜落した飛行機と鉄塔で作られたロケーション。ホライゾンズ・レストのお隣
スコーチの居る街
どうやらドイツ系とスイス系の移民の街のようだ

南北戦争関連の展示場がありレア武器の黒色火薬ブランダーバスを拾える
他にも、モスマンカルトの痕跡の残る教会では謎MISCスコーチの灰を。お土産屋ではハチミツ（Junk）を拾える
それから、お土産屋の奥のマットレスには頭蓋を砕かれ胸椎の中には殺鼠剤が差し込まれ不気味な人形と添い寝をしている白骨死体がある。何があったのだ…（更に奥にはメリーゴーランド用の馬が…ほんとに何があった）
それと、お土産屋や展示場の中央には顔出し看板があるのでフレンドを連れてフォトモードで撮影なんて如何だろうか？