フェンズ

戦前にはフェンズ・ファントムという猟奇殺人鬼が出没しており、
人々を恐怖に陥れていたようだ。フェンズ下水道に潜み数十人もの住人を
殺して「作品」にしていたため、あまり治安がよくなかったようである。

実際のボストンでも1960年代に次々と女性を絞殺する連続殺人鬼が現れ、
通称ボストン絞殺魔事件と呼ばれ人々を恐怖に陥れていた。
この時代、ボストンはあまり景気がよくなく、時の大統領ジョン・F・ケネディが
大々的に再開発を行う事を発表したものの、この事件を被せられた為にイメージが
よくなるどころか逆に殺人鬼がはびこっている街というイメージを持たれていた。

fenとは沼地のことである。
もともとのボストンは半島先端部のみであったが、バック・ベイやフェンズのあたりの沼地の埋め立てが1820年頃から1900年頃にかけて長期間行われた。
沼地に汚れた水が滞留することによる衛生面の問題と都市化の進行による土地確保の問題を同時に解決する大きなプロジェクトであったという。

ボストン西部の地区。フェンスではない。
ダイヤモンドシティ、ハングマンズ・アリーといった居住地のほか、バックストリート・アパレル、ハードウェア・タウン、フェンズ下水道などのロケーションがある。

勢力は主にレイダーとスーパーミュータントで、ダイヤモンドシティ外周はダイアモンドシティセキュリティが巡回している。戦闘が散発的に発生しているが、ボストン中心部に比べればまだ安全なほう。


現実ではフェンウェイ・ケンモア（Fenway-Kenmore）と呼ばれている。人口は2015年時点で32,210人（全体の5%）。フェンウェイ、ケンモアのどちらも地区内の通りから採られている。ちなみにダイヤモンドシティがある球場の名前はフェンウェイ・パークといい、地区名に由来する。