ブーマー

キャスのNCRに対する発言の中に「彼らが真面目に護衛してくれればフィーンドやパウダーギャングやブーマーに悩まされなくても済むのに」といった旨のものがある。
実態はどうあれ、世間的な印象は前者2つと大差ないらしい…

ミニ・ブーマーと呼ばれるブーマーの子供達は基本的にはネリス空軍基地内で走り回っていたり学校で勉強していたりするのだが、たまにネリス空軍基地の外まで遊びに行ってしまっていることがある（筆者はフィーンドの小屋周辺で目撃）。
当然ネリス空軍基地に歩いて戻っていくのだが、そんなミニ・ブーマー達も侵入者だと認識されたのか砲弾は容赦なく浴びせられるのだ。
凄まじい砲弾の雨の中を何事もなかったかのように歩いて戻っていくミニ・ブーマー達の光景は中々にシュール。

ウェイストランドにおいて、火力の高さとは一つの正義であると言う事を実践している者達。
ある意味バーンドマンの先祖の考えの体現者とも言えよう。モハビがどうなろうと、彼らは何一つ変わらない生活を送るのだから……

ゲームでは彼らの拠点はだだっ広いエリア(それでも3つもロケーションがある)だが
実際はそれよりもはるかに広大で人員も多く、施設や資源設備が沢山あるのだろうことが伺える

榴弾砲とその弾丸はネリス空軍基地にもともとあったものではなく、エリア2という軍事基地から数週間かけてかっぱらってきたものであるとブーマー博物館のピート君が教えてくれる。

ロボットや機械類の修復・再利用も行なっており、復興の度合いは凄まじい。
トウモロコシを使った、バイオ燃料庫まで存在する。

引き上げるB-29は1948年ミード湖B-29墜落事故が元ネタ

ラクゥエルなど一部のキャラは主人公に対して｢野蛮人｣などと言うがこいつらの方がよっぽど野蛮人。

Vault育ちは頭がおかしい事に気付いていないようだ(ヌカランチャー撃ちながら)

あれやこれやとクエストをこなさなければ信頼を勝ち取れない…訳でも無く、ジャックに廃棄部品を数十個プレゼントするだけでも容易に崇拝される。チョロい。

初来訪時にリーダーの元へ案内される際、「武器は預けるのか？」と質問すると
「武器を没収？まさか！個人の武装は社会的な信用と責任の基礎でしょ」
という答えが返ってきて、何も没収されることなく先へ進むことができる。

武装を解除しないと入れてもらえない三大カジノやフォート、ベロニカを連れていない場合下着以外全て取られて首輪をつけられてしまうヒドゥンバレーとはなかなか対照的である。

ネリス空軍基地にたどり着くもっとも簡単な方法は、崖沿いに進むことである。
向かって左側の崖に沿って移動すると、ところどころにへこんだ部分がある。砲撃の音が聞こえたらここに避難するようにすれば、滅多なことでは被弾しなくなる。

この組織の強大さはNCR、リージョン、Mr.ハウスという三大勢力の尽くが
「協力関係を築け、最低限中立を保つか無力化しろ」
という依頼を運び屋に出してくる事からも窺える

実際、運び屋の協力によってB29を手にした彼らは各組織のニューベガスにおける本拠地に空爆を行い戦争どころではない状況を作れるほどの軍事力を手にする事になるので当然の警戒と言える

野戦砲に加えミサイルランチャーとグレネードランチャーを所有しているので
結構攻撃力が高い

彼らに接触しようとして砲撃で手足が重傷になってイラっとした運び屋も恐らく多いだろうが、薬物のターボを使う、線路跡沿いに行ってフェンスに辿り着くといった方法で被害を減らすのも不可能ではない。

それをこらえて接触、彼らの手伝いをしたり歴史話を聞く等すれば好感度はモリモリ上がる上に
・クエストの為、かつ水中が少ないとはいえ水中で呼吸出来るマスク(リブリーザー)が貰える。
・爆発物や水や食料を扱う商店が三つ利用可能、特にハードコアではありがたい。
・B29の湖からの引き上げまで頑張れば最終決戦で援護してくれる。

と、イベントの多さもあってそれなりに恩恵もあるのでRPに支障が無いなら食わず嫌いと言わず頑張ってみよう。

ブーマーの子供と話した際にどこか違和感に気づく人も多いかもしれない
特に会話が終わった時など・・・

ネリス空軍基地を拠点にする勢力。

組織の始まりは放射能が蔓延してしまい誰もいなくなってしまった基地をVault34から出た人の一部がガイガーカウンタで住めると判断、占領したという経緯がある。

どのような人であるかを一切識別しようとせず基地に入る者を容赦なく正確に榴弾砲で撃ってくるので当然運び屋もその砲撃をなんとかして接触しなければならない。

そしていざゲートの前まで辿り着くと意外にもリーダーのパールは外との交流を考えているらしく、その第一歩として組織の中にすんなりと入れてくれそして自由に歩き回れる。

そんな彼等のメインとなるクエストはミード湖に沈んでいるB29を引き上げるVolare!であり、これにより(運び屋の選択にもよるが)フーバーダムへの戦争へ参加し外部と関係を持つようになる。

ここの住人は砲撃の見かけ脅しではなく全員pip-boyをつけ子供も放射能の知識があり武器も人によってヌカランチャーを持っている、そして現に誰一人入れていない榴弾砲を大したことのないように語るなど非常に強力。

エンディングも運び屋がリーダーを殺さない限りいずれの主要勢力で終わらせても攻撃すらされずこれまで通り生活が続くという他の組織と比べると異様なものとなっている。