重傷

勿論、プレイヤーだけではなく敵キャラにも部位HPは設定されている。
例えばフェラルグールの両脚を破壊すれば地面に倒れこんで完全に無力化出来るし、ロボット系ならコンバット・インヒビター(敵味方判別用の装置)を狙い撃ちすることで暴走させて同士討ちに持ち込むことも可能。
ちなみに、プロテクトロンやアサルトロンの四肢を破壊して戦闘能力を奪おうとすると、自爆攻撃を試みることがある。また、アサルトロンは脚部を破壊してもとてつもないスピードで這ってくる。これらのロボットを相手にするときは無力化したと思って油断しない様にしよう。

近接攻撃しか出来ない敵の脚を破壊するのは非常に効果的で、強敵であるデスクローの膝を砕いて無力化するのはシリーズ共通のお約束的な対処法。
フリーエイムで狙うのは中々難しいが、PER Perk「CONCENTRATED FIRE」を装備していればV.A.T.S.の攻撃で各部位を狙うことが可能。

また、銃器には武器種ごとに「ヒット時に○○%の確率で手足に重傷を負わせる」というPerkが用意されている。
この効果を分かり易く言えば、手足にヒットした際、一定確率で当たった四肢の部位HPを強制的に0にするといった感じ。勘違いされやすいが、Fallout4時代の「膝砕き」レジェンダリーと違い、胴体や頭を撃って足を壊すことは出来ない模様。
この中で最も凶悪で効果が分かり易いのはAGI Perkの「ENFORCER」だろう。
このPerkは「ショットガンで攻撃した際、(中略)10/20/30(ランクによる)%の確率で手足に重傷を負わせる」という効果だが、Falloutの仕様上この手のPerkは散弾一発ごとに抽選されるのでほぼ確実に両脚を破壊することが可能。
このPerkのおかげで、ショットガンは射程距離の関係で火力は安定しないが、凶悪なデバフを付与できるサポート武器のようなカテゴリーとなっている。

Falloutのキャラには本体HPとは別に独立した部位HPが設定されており、それが削り切られると対応した部位に「重傷」を負う。

自分の部位HPはPip-Boyのステータス画面で確認可能。上が頭、斜め上が両腕、斜め下が両脚に対応している。一番下は本体HP。
プレイヤーが重傷を負ってしまった場合、部位によって以下のデバフが発生する。
頭部:視界がぼやけ、音が聞こえづらくなる
腕部:銃器でADSした際、狙いがブレて命中率が下がる
脚部:片脚で移動速度が低下し、両脚でジャンプとスニークが出来なくなる
これに加えてAPの回復速度が低下する胴部重傷が存在すると言われているが、筆者は一度も見たことが無く、そもそもPip-Boyのステータス画面に耐久値が表示されていない。実際に遭遇したケースがあれば報告してほしい。

プレイヤーが負った重傷は一応放っておいても治るが、スティムパックを使用すると一瞬で部位HPも全快させることが可能。
特に近接メインのキャラの脚部負傷は致命的なので、スティムパックの所持数には常に余裕を持たせておこう。