プラスチックのガイコツ

さてこの事件を取り組む探偵へ

この骸骨以外にも、彼のショーケースにはいくつかいわく付きの物が入っており、その中でもこの骸骨は一旦調べるとプラスチックの偽物だということが分かる。

だがしかし待って欲しい

ただ見栄を貼るためだけに彼はこの偽物を用意したのだろうか？
ほかのショーケースの物品を見てみよう。
彼の自己件意欲を表すようなものばかりだが、ひとつ興味を惹かれるものがある。
それは彼の婚約者に送られたというクリスタルのデキャンターである。
その文面には「不慮の事故で死亡した」と書かれている。
文面上で捉えるなら、そのまま事故で亡くなった婚約者の物品なのだろうと思われるが、なぜ彼は亡き婚約者の物品を人目に付くところに置くのだろう？
人それぞれだと思うが、大切な人、それも婚約者の遺品であれば自身の手元に置くのが、道理というものではなかろうか？
それを人狩りの虎から守った際送られたという出処不明の骸骨や、どこぞの子爵を救ったという時のペンダントと一緒に飾っておくだろうか？あたかも「戦利品」のように。

さてこの事件を担当している探偵諸君。
君たちは彼のことをただの事件の被害者だと思うだろうか？
私は少なくとも、この人物はマクスウェルや俳優が言うような素晴らしい人物には思えない。
また彼の死にもいくつか不明な点がある。
それは彼の殺害現場に残っていた血痕である。
現場に残った血痕をたどると、容疑者の一人の持ち物が凶器として浮かぶ。

だが、待ってほしいメタ的な話になるが、ロボブレインの脳の容器には血ではなく生物ゲルが詰まっていて血などないのである。

そしてよく見るとこの血痕さえ偽物であるということが現場に残された赤いペンキでわかる。

とすると犯人はもう1人の画家だろうか？

いやいや彼には動悸がない、それに赤いペンキは被害者に貸し出したというのが話で聞ける。

さて諸君はここで疑問が浮かぶと思う。
「あれ？なぜ被害者に使われた凶器ついてた赤いペンキを持ってたのが被害者なんだ？」

さてここでもうひとつ諸君に提示したいものがある。それは被害者が亡くなる前にあるひとりの女性と口論していたということである。その女性も容疑者のひとりなのだが、ここでは詳細は省くが、彼女が口論していた内容が監督官のデスクでわかる。

そして話を進めるとわかるが、彼女の様子が最近おかしいと夫から告げられる。

私はこれ以上は何も言わない。
あとは諸君の目で確かめるべきだ。

諸君全てのことが証拠たり得るのだ。あとは糸をつなげるだけ。

首狩りの風習がある部族においては
別部族の首で作った干し首や頭蓋骨は雨や豊作・豊漁（猟）を願う為だったり、
死ぬ時に迎えに来る先祖達に手渡す物（これがないと歓迎されない）など、
宗教的に非常に重要な意味合いを持っている場合が多い。
それを喜んで差し出すという事はそれだけ部族にとって偉大な功績を残した
人物である=つまり俺はすごい！！という事であり、わざわざプラスチックで
こんなものを仕込んでいるあたりエズラ・パーカーの見栄っぱりな性格から出た物だろう。

てっきりロボブレイン化した際に不要になったのを記念に飾っているのだと思い
「やはり上級金持ちというのは悪趣味なんだなぁ」
と感慨にふけってしまった

ちなみにプラスチック製の頭蓋骨は現実においてはかなり高い。
日本円にして50000～100000円ほどする。

これが入っているショーケースの銘板によれば、「コンゴのアバドゥーボ族に由来するピグミーのガイコツ。サファリで部族を人食い虎から救ったお礼としてMr.エズラ・パーカーに贈られたもの」だそうだ。
ただ実際はガイコツがプラスチック製だし、他のjunkが入っているショーケースの銘板も胡散臭い内容（子爵の暗殺を阻止した際に銃弾を受け止めてエズラの命を救ったペンダントなど）なので、もしかしたらエズラ自身の経歴に箔をつける為の作り話なのかもしれない。

111「これは……プラスチックか？頭蓋骨が何故プラスチックなんだ？」
のセリフと共に、アイテムの名前が変更される。

日頃モノホンを触っているからか、相当不思議なのが伺える。

最初は普通にガイコツと表示されるが、調べるとコメントと共に表示が変化する珍しいアイテム。
わざわざそういう演出が用意されてはいるがエズラ・パーカー殺ロボ事件とは特に関係ない。

Far Harborで追加されたJunkアイテム。
Vault 118で入手可能。

プラスチックのガイコツ
Val 1 WT:1 プラスチック×3 ID:xx045cf7
プラスチックの頭蓋骨上部
Val:1 WT:0.1 プラスチック×2 ID:xx045cf8