- Book return token
コメント一覧(9)
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>>4
「Public Knowledge」でのデイジーとのやり取りから、主人公はこのトークンの事をそもそも知らない(またはデイジー同様に忘れていた)。
コベナントで本棚を調べた時のつぶやきから察するにネイトもノーラも本については一家言をもっているようなので、夫妻揃って「本は買って読む派」なのかもしれない。
心理学の分野では人に行動を促すのに罰を与えるのと褒美を与えるのとどちらがより効果的なのかについて議論が戦わされているが、現実的には「悪質な延滞には賠償請求、ちゃんと返す人には記念品の粗品を贈呈」といった折衷的な制度が採られるだろうか。
ボストン公共図書館は210年とちょっとという極めて悪質な延滞にも図書返却トークンを発行し、延滞に対する賠償請求を一切してこないので、市民向けの図書貸出サービスとしては激甘な部類に入ると言える。2077年当時は既に市は財政難なのに。
現実世界ではあまり聞かないシステムである。
貸出し管理が電子化される前の時代には、「借りる際に自分の利用者トークンを図書館に渡し、返却時にトークンを返してもらう、すなわち別の本が借りられるようになる」という逆の方式はあったのだが。
この返却トークンが導入されたのは戦前のガバガバ倫理ゆえに借りパクが多かったのだろうかとか、
200年後ゆえに返却期限を過ぎた本しか無いが期限内ならトークンが多くもらえたのではないかとか、
無料利用できるはずの公共図書館で景品を出してるのはどういう財政的からくりがあるのだろうとか(読書奨励で州の予算が付いてるのか?)、
当時の様々な図書館事情に想いを馳せられるガジェットである。
ブルーはその辺の真実を知っていると思われる。
ボストン公共図書館にある図書返却機でマサチューセッツ外科ジャーナルと交換できる
必要枚数は50枚
>>8
いつまで経っても景品の補充はされないので、その内に反乱が起きそう。