評判

派閥はモハビ三大勢力であるNCR、シーザー・リージョン、ストリップ地区（Mr.ハウス）のほかに、小勢力としてアポカリプスの使徒、B.O.S.、ブーマー、グレート・カーンズ、パウダーギャング、町としてグッドスプリングス、プリム、ノバック、フリーサイドがある。また、特殊な派閥として、ストリップ地区内にカジノを構えるMr.ハウス傘下の三大部族のひとつでありながら、唯一独立派閥としてカテゴリされているホワイトグローブ協会もある。

評判は、派閥クエストクリアなどの「善行（派閥にとっての）」で好感プラス、派閥に属する人間を害するなどの「悪行」で悪評プラスとなり、派閥ごとにさだめられている評判ポイント最大値のうちの好悪それぞれの割合に応じて変化していく。最大値は派閥によって異なり、小規模な派閥ほど低い傾向がある。

悪評低で好評低←　中立　受け入れられし者　好感　偶像化　→好評最高
悪評中で好評低←　嫌われ者　善悪混在　微笑むトラブルメーカー　優しいわんぱく
悪評高で好評低←　憎悪　あざ笑う反逆者　予測不能　闇のヒーロー
悪評最高で好評低←　悪党　義賊　優しい悪魔　暴れん坊

悪評優位のときには派閥によっては所属する人間が問答無用で襲い掛かってくる敵対状態になることがある。
多くの場合、好評が高い状態だと派閥の商人が割引をしてくれたり好意的に接してくるが、フリーサイドのミック＆ラルフはフリーサイドの善悪混在、ノバックのDr.エイダ・ストラウスはノバックの悪党で、混乱をもたらしてくれたおかげで商売が繁盛しているとして割引を申し出てくる。

好評が好感(Liked)以上なら、どんなに悪評が溜まっても敵対することはない。
ほとんどの勢力はサブクエストをクリアするだけで好感まで持っていけるが、
リージョンだけは好評を得るサブクエストが少なく、シーザーから受けるメインクエスト進めるか、ドックタグを不死鳥アウレリウスに渡さないと、好感までもっていくのが難しい。

コンパニオンの参入可否にも関わっており、各人が特定の派閥に所属している場合（ベロニカが所属するBOS、キャスやブーンが関わるNCR、アルケイドの所属するアポカリプスの使徒など）はその所属の悪評が最悪になると敵対する。

またブーンやアルケイドはリージョンへの好評が高いと仲間に出来ない、というような特殊なケースもあるため、プレイヤーのルートによってはこれまで仲間として付き合っていた人物と袂を別つ必要も出てくるだろう。

ゲーム内NPCにすらとんだアバズレなどと称されてしまうカルマとは異なり、評判の良し悪しが運び屋にもたらす影響はカルマのソレより遥かに大きい。
評判を決定付ける行動には重大な決断が伴う事も珍しくない。
ロールプレイにより深みを与えてくれる要素だと言えるだろう。

もちろんシステムの穴を突いて評判を保ちつつ悪さする事も可能。
いつだってあなたは正しいのですから。

本作NV、及び旧作Fallout2より実装されているシステム。

初代Falloutより登場のカルマと似ているが
・町や勢力単位での主人公に対する好感度として機能する（初期は中立）。
・貢献で＋、危害で－だがカルマと異なり両者の割合で称号が決まる。
・高ければ商店で割引、低すぎると修復不能レベルで敵対される。

特に二番目が見落としがちかつ厄介で、貢献を積んだからといって過去の悪行は無かった事には出来ないが、一部例外も存在する。