ジェイソン・ブライト

>>12 どうせ何処かでボロ出るんだろ…と構えた運び屋の注意を総スルーしてくれた時は画面前で唖然としてしまった。
更にEDで帰還して活躍するとは全く想定外で度肝を抜かれた。

ジェイソンの言動,行動,結果のすべてから開発チームのほくそ笑みが見えるようである。
賛辞を贈らざるをえない。

ポストアポカリプス物でありがちなイカれた詐欺まがいの新興宗教家かと思いきゃ超能力は本物、倫理観はマトモ、宇宙移住計画は実現可能な本物の事業という・・・

ブライトはフェラルグールを自分達同様に迫害を受けた同士だと思っており、彼らにも安住の地を与えたいと言っている。なので初対面で道中フェラルを殺しまくった運び屋に幾つか説教をしてくる。
しかし運び屋の協力に感謝を惜しまなかったり、クリスを心配したりと他者への思いやりを忘れていない。やはり戦前生まれなだけある。
あんななりで教団とやらを作り、話し方も胡散臭さ満点だが、実は本作屈指の聖人なのではないだろうか。

>>8
ちなみに実際にフェラルグールを倒さないでロケットの準備を整えると、ロケット発射前のブライトの演説時に残ったフェラルグール達が施設中から集められて屯しているのがガラス越しに見える。どうやらフェラルグールも宇宙へ連れていくようだ。
Fallout4ではフェラルグール相手に礼儀作法を仕込もうとして失敗、暴行を振るった結果殺害されてしまったグールが居ることから、グールに何をされてもフェラルグールが無抵抗という訳でもなさそうだが、宇宙に連れていく際の宇宙服への着せ替え作業、また発射台まで集める作業くらいではフェラルグールも反応しないようである。

Fallout4のマママのような能力を持っているらしく、「遥かなる地」というグールが安住できる光と癒しの地（要は放射線でいっぱいの地）やそこへいく方法を「ビジョン」と呼ぶ方法で幻視し、そこへ行くためにロケットを修理しているグール集団のリーダー。本人によれば名前は本名で、戦前から生きている。
フェラル・グールも「野蛮な兄弟」と呼びつつ自分たちの仲間だとみなしており、彼らを狩る人間を軽蔑し、運び屋には殺さないでやってほしいと懇願してくる。

クリス・ハバーサムを「遥かなる地」に連れていけないにもかかわらず、その技術を利用していることについては、「グールを虐殺してきた人間たちの罪を贖うために、神が遣わした神の贈り物（運び屋も同様の存在とみなされている）」「連れていけないと伝えないのは神の御意思」と考えている。実際「クリスは発射台周辺の放射能だけでも数分で死に至る」のだが、真実を隠すのはつらい、できることなら彼を連れていきたいとも語っており、罪悪感はあるようだ。
出発前には、せめてものなぐさめとして、クリスを偉大なる旅の聖者だと宣言していく。それをどんな気分でクリスがきくかは、運び屋の行動如何で変化する。

宗教的言動や「ビジョン」といった超能力発言があるため、怪しげに感じてしまうが、基本的にはよい人、というかグール。長年の迫害から、もはや人間とグールを別の種族とみなしているようだが、それでも運び屋に対する態度は礼儀正しく、呼びかけは「スムーズスキン」ではなく「ワンダラー」「ヒューマン」である。
仲間からも信頼されていて、彼を殺害すると仲間のグールが「ブライトのカタキ！」などと言いながら襲い掛かってくる。

宗教がかった物言いからどことなく胡散臭さが漂う人物だったが、「大いなる旅」は無事成功し帰還も果たしたようで、リージョンルートではノバックの住民が安全に脱出できるように行動し、それ以外でのルートでもリージョンやNCRの進出を退け、ノバックが独立を保てるできるように尽力したことがエンディングで明らかになる。

このポストアポカリプスの世、宇宙植民など稚気じみた夢だと思えたのだがそうでもないらしい

いずれは、約束の地から絶好調な御大将が帰還するのかもしれない

運び屋が得意の交渉術で頑張れば、デービソンを新たなアントラーのお告げに導かれた旅路に招待し、ブライト同盟はヒューマンとの対立から解き放たれた「約束の地」に向かい、我らがハゲには住みやすいモーテルと定職を与え、そして運び屋はギブソンお婆ちゃんにモテモテになる、という平和な展開もアリ。

ノバックが襲われるのはリージョンルートだけではなかろうて

リージョンルートでは撃退ではなく住人の脱出に協力

彼らのロケットを墜落させずに無事飛び立たせると、エンディングにて大いなる旅から帰還した彼らが、フーバーダム最終決戦に乗じてノバックの町に攻め込んできたシーザー・リージョンを撃退したことが明かされる

本作に登場するグール
レプコン実験エリアにて、戦前のロケットを使い「大いなる旅」に出ようとしているグールたちで構成された宗教的集団「ブライト同盟」のリーダー
肉体がまるで光りし者のように輝いて放射能を発しているのが特徴
目的を達成すべく同胞らを指揮していたが、そこへデービソン率いるナイトキンの集団が攻め込んできたことで危機を迎えている