ヘンリー・デイヴィッド・ソロー

文明を拒絶し、森の住人として生きる者たちがレイダーに走ったのも皮肉であるし
彼の著作の地球人唯一の読者がそのレイダーであるのも皮肉である

実際のウォールデンポンドと周りの森は保護地区になっており、
春や夏になると森の中や湖畔を歩いたり釣りを楽しんでいる人の姿が見られる
非常に静かな場所である（たまにそういう人たちが騒ぎを起こす事もあるが）。

ゲーム内では彼の暮らしていた小屋がきちんと存在するものの、
すぐそばにダムが作られていたりと、戦前の儲け主義により
彼の思想や著書の内容はすっ飛ばして観光名所化しようとしていたようだ。
環境保護という概念の先駆けとも評されている彼の住居付近が
思いっきり切り拓かれ商業主義に染まっているのは中々強烈な皮肉である。

最後になんか買えという自動アナウンス、小屋より大きいお土産屋
なんか皮肉を感じるのだけども、実在の湖畔が氏の業績を称える
というよりそれをあてにして売らんかな的な場所になっていたりするのかしら
日本でもよくある風景だけども

>>6
なお米墨戦争の時にソローは戦争に反対(この戦争のすぐ前にテキサスが連邦加入したため(これによってテキサス共和国独立からして不機嫌だったメキシコはアメリカとの国交を絶つまでに至った)これ以上州の加入が続けば奴隷州が増えるという理論が北部では席巻していた)し税金を納めず逮捕され留置された。そしてその税金を払ったのも母であるがこれは市民的不服従の良い例になったのでまだマシである。

自給自足生活とはいうもののその二年間、洗濯は彼の母親がしていた。

ウォールデン・ポンドの小屋にある音声ガイドの字幕では「ヘンリー・デビッド・ソロー」になっている。

ウォールデン・ポンドに住むウォルターはグロッグナックが尽きたときに彼に関する本を読んだと語る。

ウォールデン・ポンドに建てた小屋で過ごした日々についての回想録として
｢ウォールデン　森の生活｣
がある。

ただ単純に｢こんな風に過ごしました｣的な回想録ではなく、森での生活を通しての思索や哲学、社会への言及などもたっぷり含まれている。

少々歯ごたえがあるが、日本語版も簡単に手に入るのでじっくりと読んでみるのも良いだろう。

19世紀アメリカの作家で自然や個人の中に神があるという超越主義の思想家。
今で言うネイチャリストのはしりみたいな人。
ウォールデン・ポンドで自給自足生活をしていた時期があり、
レイダーのトウィーズとベアが話していたのはこの人のことである。