特殊弾薬

個人的にはこのシステムのおかげで色々な武器をさわる機会が増えて楽しかった。
序盤手に入る武器も弾薬によって終盤まで使えたり等、元の性能がネックで使わない、なんてことがあまり起こらなかった印象。

ショットガンのビーンバッグ弾には設定ミスがあり、本来は
気絶しないはずのロボットたちをKOする事ができる。
本来であれば一部の素手攻撃等で与えられる疲労ダメージについて
完全な耐性を持っているはずなのだが、設定漏れなのかビーンバッグ弾を
撃ち込んだ時の疲労蓄積は普通に有効で、2,3発もあれば気絶するロボットが多い。

周回を重ねるたびにハンドロード弾を目標にするプレイになりがちだが縛りの一環で商人から買える弾薬でモハビを満喫してみてはいかがだろうか
ピンチのとき高価なとっておきぶち込んでやるぜ感が出て盛り上がるぞ。

サープラス弾は、ガンランナーなどの大きい商人なら在庫が多めという特徴がある。

5.56弾や5mm弾といった、連射武器で大量に使用する場合でも、サープラス弾を買い占めれば弾切れの心配はまずなくなる。

コンディションの低下は気になるかもしれないが、リッチマンには是非おすすめしたい弾薬だ。

メインとサブと特殊枠(グレネードランチャー等)とか複数の銃を扱う際は武器を出し入れする度に弾薬がコロコロ入れ替わる為、特殊弾薬は煩雑になりやすい。間違えて使ってしまったりするので注意。

NVは武器の種類が豊富でどの武器も特有の利点がしっかりあるため、弾薬を選ぶより素直に武器を持ち替えた方が何かと使い勝手が良い。性能変化の細かさと管理の手間も増える事から、必須技能というよりは趣味的要素が強い存在。
しかし、GRAやその他DLCで追加される特殊弾薬(特に重火器周り)には武器の性能を一変させる凶悪なものがいくつかある。対物ライフル用の榴弾やグレネードランチャー用のプラズマ弾、ミニニュークの火力増強型のビッグキッドなど、「他じゃマネ出来ないぜ」と言わんばかりの曲者が揃い踏みである。
最も、これらも実用性の割に非常に高価なため趣味の域を出ないのだが......

ハードコアモードだと弾薬の材料Miscである弾頭に極めて微量ながら重量が設定される
荷物整理しても総重量が重くて違和感ある時の正体はだいたい弾頭の仕業

ショットガンの特殊弾薬は以下
・マグナム弾
ダメージ上昇、DT減少、CNDダメージ上昇効果。+P弾に相当する
通常のショットシェルより全長を伸ばした強装弾。

・スラグ弾
拡散性が低くなり、発射数が1発になる。
スラグ弾とは散弾でない一粒弾。

・ビーンバッグ弾
ダメージを大幅に減少させる代わりに疲労ダメージを与える。
ビーンバッグ弾とはナイロンバッグを撃ちだす非殺傷弾。

・コインショット弾
ダメージ上昇、DT減少。リージョンデナリウスを使って製造する弾。VATSの専用モーション付き。当てた敵に「ズタズタのリージョンデナリウス」が確率で追加される。
その名の通りコインを撃ちだす弾。多数のメディア作品で登場する。実写版バイオハザード4が一番有名か。

・4/0(3/0)バックショット弾
散弾数が減り、威力も通常弾より僅かに落ちる。
12ゲージは4/0弾、20ゲージは3/0弾

・4/0(3/0)バックショット・マグナム弾
マグナム弾の散弾数を減らしたもの。

・ドラゴンブレス弾
威力が落ちるが、炎上スリップダメージを与える。
ドラゴンの炎のように焼夷弾を撃ちだす弾。ハデなのでよくメディア作品にも登場するが、現実では大した威力はない。

・フレシェット弾
威力減少、DT低下、散弾数減少。AP弾に近いイメージ。
フレシェット弾とは矢状の弾を同時に撃ちだす弾。当然球形の通常散弾より貫通力は大きい。

・パルススラグ弾
スラグ弾の特性に加え、ダメージが減少するが、ロボットやパワーアーマーに対して固定ダメージを与える。
ショットガンと相性が悪い高DTのロボやPAに固定ダメージを与えられる。

ハンドロード弾は各弾薬で名前や効果が異なる。
ショットガン以外の実弾については以下の通り。
・JHP弾(9mm、10mm、12.7mm)
ホローポイントには若干威力上昇効果で劣るが、DT上昇効果が低下。
JHPはジャケッテッドホローポイントの略で、ホローポイントにフルメタルジャケットのような被甲を被せたもの。
・JSP弾(5mm弾、.308口径弾)
威力が上がるが、CNDダメージも上昇。
JSPはジャケッテッドソフトポイントの略で、弾頭の先端には被甲を被せず、先端に鉛を露出させたもの。
・SWC弾(.44マグナム弾、.45:70弾)
威力を上昇し、DTも下げる。.45:70弾はCNDダメージが上昇する。
SWCはセミワッドカッターの略。円錐台形の弾で先端が平らである。
・JFP弾(.357マグナム弾)
威力を上昇し、DTも下げる。拡散性も良くなる(精度が上がる)。
JFPとはジャケッテッドフラットポイントの略。先端が平らなジャケット弾。
・マッチ弾(5.56mm弾、.50口径弾)
威力を上昇させ、拡散性を下げる。
マッチ弾は狙撃用の弾で、高精度に製造された弾である。
・.45スーパー(.45オート)
+Pの特性を極端にしたような性能で、威力上昇・DT低下・CNDダメージ上昇がさらに強くなっている。
.45スーパーは.45オートの寸法を保ったまま、高圧に耐えられるように薬莢を強化した新規格の弾。本来は.45スーパーに対応した銃でなければ発射は危険。

>>2 の説明した弾薬以外にもさまざまに存在するのでざっと紹介。
・弱装弾
威力を弱めるが、CNDに優しく安価な弾。ただし.22LRにCNDダメージ弱体化効果はない。
・+P弾
強装弾。威力上昇とDT低下を同時に実現するが、CNDダメージを悪化させる。
・サープラス弾
安価で威力も上昇するが、CNDダメージを3倍にも引き上げる。発砲CNDダメージの無いコンパニオン向け。

>>2
説明の通り、DT増減と共にその反対の方向で基礎威力も変動するので何の意味が、と思われるかもしれないが、DTの増減は割合ベースで変動するため、高DTの相手は変動幅が大きくなる。
AP弾ならば相手のDTが高ければ高い程基礎威力低下以上のDT低下を見込める為、結果的に与えるダメージが上がり、
ホローポイント弾は相手のDTが低ければ低い程増加してしまうDTも少ない為、純粋に基礎威力上昇がメリットとなる。

このように相手に応じて特化した弾薬なので、相性の悪い相手に使うと通常弾薬よりかえって与えるダメージが低くなってしまう弱点も持ち合わせる。

NVでは前述の通り
・薬莢や各種空電池のリサイクル、薬莢スリ成功率100%
・通常弾を分解して各種強化ハンドロード弾へ
・弾頭（これだけ全弾共通）、薬莢、プライマー、ガンパウダーを買い集め組み立て
但し.22LR等薬莢を必要としない弾も存在する
・廃棄部品等の一部Miscを弾頭へ変換
・敵のDTやHPに合わせて使い分け
等々、使いこなせれば非常に便利なシステム。

しかし気になる点が無い訳ではなく、
・一度に分結出来るのは100発まで、5mm弾が特に煩雑になりがち
・ベンチで選択する弾の種類が多過ぎて初心者は戸惑いがち
・カジュアルモードだからと油断してると大量の弾頭で重量を食っている場合がある、ただしPerkでの軽減は特性上可能

銃縛りでないならうまく活用し、過酷なモハビを生き抜いていこう。

エナジーウェポン用の場合、
・低威力だが低負荷で安くまとめ買いし易いバルク
・高負荷だが高威力＆敵の防御を貫通しやすいオーバーチャージ
・オーバーチャージを更にパワーアップしたハイエンドなMAXチャージ
・条件を満たせば自作できるオーバーチャージの上位互換の最適化弾薬
が存在する。
ちなみにオーバーチャージなどの強化弾薬はノーマル弾薬を材料に作成できる。

また、火炎放射器燃料は自家製の燃料が作れたりする。(性能は酷いが)
厳密にいうと特殊弾薬ではないが、空のエナジーウェポン用弾薬はリサイクルして再利用できる。

NVでは生物系や蠍を除く昆虫系、植物系、グールなど大半の敵がDT0でしかもこれらの敵は集団で襲ってくるものが多く、ホローポイントのフルオートが極めて有効。
逆にデスクローや重装備型の敵などは単発火力の高いAP弾が有効など、敵にあわせた武器の選択で戦いを有利に運べる戦略性の高さがある。
ハンドロードも単純に上位互換のものから威力は高いがCNDの劣化の早いものや、敵DTの上昇が低いかわりに威力もやや低いホローポイントなど多岐にわたり、武器の選択に弾薬の性質の選択もあわさって選択の幅を大いに高めている。
さらにNVでも採用されているハードコアモードだが、弾薬に重量が付くかわりに弾薬をバラしておくことで持ち運べる量を増やせるようになっており、現地で拾った銃弾をバラして火薬や弾頭を自分の使っている銃の弾薬にまわすことも可能など武器周りのシステムは非常に洗練されている。

弾丸の分解とハンドロードが出来るのは現状運び屋のみだが、一応Fallout1、2でもAP弾とホローポイントといった区分の弾は存在した。
ただ戦闘中だとAPを使ってインベントリを開いて込めなおさないといけない、そもそも弾丸の特殊効果がちゃんと機能してるか怪しかったりと粗もあった。

製作がベセスダに移った3では一度完全に廃止され、旧作スタッフの関わったNVにおいてパワーアップして再び実装された経緯がある。

弾丸用の作業台を使い、薬莢、弾頭、ガンパウダーを調合して自分で作成することもできた。
空き缶や廃品から弾頭を作成し、不要な弾丸を解体して火薬を手に入れ、旅の先々で手に入れた薬莢に詰めて特別な弾丸を作るといった工程はなかなか趣がある。

主な効果として
・AP弾
　ダメージが減少するが、対象のDTも減少する為、高い防御力を持つ相手に有効
・ホローポイント
　ダメージが上昇するが、対象のDTも上昇する為、低い防御力を持つ相手に有効
・ハンドロード
　Perkが必要だが、ディメリットなくAP弾やHP弾のいいとこどりの性能を持つ。ショットガン系以外はこの弾薬だけ使っていれば安定する。

本作に実装されているシステム。

現実の弾薬同様、様々な特殊弾が存在しておりボタン一つで武器の弾薬をその場で変更可能で、弾薬によって弱い武器でも高い防御力の相手に十分対抗できるようになる

徹甲弾やホローポイント弾は勿論のこと、ハンドロード弾や払下げ弾等弾薬毎に3種類以上の弾薬が存在し、特に12ゲージ弾等ショットガンシェルは大量の種類が存在する。