管理施設ターミナル

訓練報告書 - 2077年8月 - オマリー軍曹

俺の大反対もあえなく、僅か4ヶ月という短い訓練のあとで、キャンプ・マクリントックは完全自動化に移行したとのこと

平たく言えば、人生オシマイということだ。この殺人金属塊のせいで、エリート兵たちが地獄の業火を味わうことになる

この絶望的な状況において唯一の救いは、事が露見した際はもう高飛びしているってことだ。妻と子どもは脱出させる。うわさに聞いたVaultに応募してみるか。なぜかシェルターが必要になる予感がする

訓練報告書 - 2077年7月 - オマリー軍曹

新入りと呼ばれる能なしどもと効果的なコミュニケーションが取れるようクソマシンを訓練するのは壮大な時間の浪費だ

ロボットが、訓練を受けたUSAF士官の雄弁術と生産性に匹敵するようになると考えた奴は大間違いだな。連中に可能なことは、ヘンテコな声で定型文を叫び、規則に反した新入りを脅かすことのみ

昨日、テイラー上等兵がベッドの片付けを無視したら、クソロボット1体が兵舎を全焼一歩手前にした。どういう訳で奴らは火炎放射器なんか持ってやがる？

訓練報告書 - 2077年6月 - オマリー軍曹

正直に言う。偉そうにドリル軍曹と呼ばれるロボットとの初めての訓練セッションで、思いがけないことがあった

マジでヤバいほどビビった。最低中の最低を覚悟した俺の想像を根底からひっくり返すロボットのクソ無能ぶりにだ

今月の出来事を簡潔に紹介する：

- 初めに、ロボットは急傾斜の階段を上がれないらしい

- うち1体は旧コードに逆戻りし、景観の美化を始めた。おまけにひどい出来だ

- こいつらはどうしても黙らない。もういっぺん俺のことを"共産主義者のクソ人間"と言ってみろ、反撃の猶予も与えず軍用ライフルでスクラップにしてやる

- 基礎の実弾訓練では、うち1体が17発の誤射でアダムズ上等兵を"うっかり"殺した。この巻きグソどもには事務処理も教えた方がいいだろうな

これでいいか？ 俺はもう十分だ

訓練報告書 - 2077年5月 - オマリー軍曹

俺たちの優秀な組織のリーダーになっているご高名なバカどもが、偉そうに俺の上級新兵指導官の役はもう必要ないと言いやがった。あの役立たずのうじ虫どもは、やつらが"Mr.ガッツィー"と呼んでいるくそったれのブリキの箱で、社会にとって有益な人間に生まれ変わるんだと。信じられない

あれは俺の靴を磨き、このキャンプ地の害虫を駆除するためにここに持ち込まれたんだと思ってた。正気なやつなら誰だってそう思うだろう。だが俺への指令は、あの見かけ倒しのクソ掃除機たちに俺の仕事を教えることだ

言われたとおり、上司にこの無駄な努力のレポートを毎月提出する。短くて、内容も恩給を確保するのに必要最低限のものになるだろう

キャンプ・マクリントックにあるターミナル。ハッキングが必要。

オマリー軍曹の報告（と愚痴）が4ファイルある。

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