遺書

この遺書を読む頃のあなたは、グールやレイダーを蜂の巣にしたりゴキ肉を生でかじったりとすっかりポストアポカリプスに馴染んだ将軍だろう
しかし、111でピストルを拾ってから伴侶の冷凍棺桶の前であなたがこうなっていてもおかしくはなかったのだ
そう考えるとあまり他人事とは思えなくなるのではないだろうか

ビッグジョンのサルベージ場のすぐ東は間違いなので修正。

正しくはすぐ西である。

ビッグジョンのサルベージ場のすぐ東に地図に載らない墓が2つある。
その墓にもたれ掛かるようにして人骨、そしてその傍らにはパイプピストル、そしてこの遺書が置かれている。

地面にそのまま置かれているのでかなり見つけ難い、戦闘などの拍子に吹き飛んでしまえば二度と見つけられないであろう代物なのでここに内容を記す。

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何もかも一緒にやった。キャシーと私は。
彼女がいなければ、むなしいだけだ。
こんなふうには生きてはいけない。無理だ。

私の代わりに子供達を大事にしてやってくれ。
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片方の墓には死者が埋葬されているようだが、もう一方の墓は墓穴だけが掘られており、これから誰かを埋葬しようとしたのか、はたまた自らの墓を掘ったのか。どちらにせよ今となってはどうでもいいことである。