破れた日誌

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9.名無しさん2022年07月25日 02時02分
感想

>>8 重箱の隅をつつくようで申し訳ないけど、ドッジレイダーに連れ回されていた(このレイダーもまた州外へ避難したアパラチア住民?)ので選択の自由はなかったから、例外の例外な気がする。

この日誌にはレスポンダー壊滅前に実施されたファイヤーブリーザーのトンネル爆破作戦に一切触れられていない。もしかすると彼女たちは「レスポンダー」というだけで避けていたのかもしれない。

8.名無しさん2022年07月24日 23時45分
感想

一番最後の日誌の日付は2097年春であり、この日付が正確なものであるとすれば、アパラチアが無人の大地と化す前の記録としては最も新しい日付となる。

当時最後まで生き残った組織であろうレスポンダーが壊滅したのが2096年秋であることを考えても、アパラチアで一度人類が全滅したのは2097年頃と見て良いのではないだろうか。
まぁ実際にはメグヴァーノン・ドッジといった例外が居たわけだが…。

7.破れた日誌のページ#62022年07月24日 22時35分1

2097年
これが最後の日記になるだろう。私はいまいましいトンネルに足止めされていて、スコーチがやってきている

昨日、男2人と女1人がパニックを起こした様子でキャンプにやって来た。彼らが誰なのかわかった。プレザントバレーで一緒だった。私たちは、彼らが嘘をついていると思った。奇襲できるように、私たちを油断させて銃を下ろさせようとしているのだと。でも私には、彼らが心底怖がっているのがわかった

泣きじゃくりながら彼らは、スコーチが山にやって来て、残っていた生存者のほとんどを殺したと言った。奴らが私たちのところにやって来るまで、2、3時間しかなかった。攻撃を受ける時にどこへ行くべきか考える時間さえもなかった。数が多過ぎる。トンネルに押し戻されたら終わりだとわかっていた。スコーチは何ヶ月もかけて、今やトンネルのもっと奥にまで入り込んできていたのだ

ここがいつまでも続くわけではないと、いつも分かっていた。私が自分に天罰が下るのを避け続けていたが、それはあまりに長すぎた。遅かれ早かれ、私は自分のしたことの報いを受けるだろう。今まで面倒を見てきたみんなが殺され、バラバラに引き裂かれたりしているのを見るのは、想像する限りで最悪だが、それに値しないとは言えない。ずっと私は、戻ることができるのか考えていた。私たちがやった恐ろしいことから、人々は戻れるのか、と

この数年、それは可能かもしれないと信じ始めていた。でも、そうじゃなかった。私はカットスローツとして自分がやったことから戻れない。自分たちを核攻撃で地獄に落とした以上、人間性など取り戻せない。そしてその報いとして、私たちは全員死んでいくのだ

残りの世界もすべて、自分がしつらえたベッドに横たわろうとしている。私の番が来たのだろう

6.破れた日誌のページ#52022年07月24日 22時35分

2095年夏
メリッサのキャンプが空っぽだ。書き置きも何もない。スコーチか何かが彼らを殺したに違いない。本当だろうか? 数時間かけてキャンプを見回ったけれど、死体はなかった。理解できない。彼らが出て行ったのなら、なぜ持ち物を置いて行った? メリッサはメッセージや手がかりを残して行かなかったのか? 私たちは、彼らにとって重要ではなかったということか?

何が起こったにせよ、B.O.S.がいなくなって、あたりのスコーチが東出口からトンネルに入りこんできた。奴らはいつも出くわすラットやよりもかなり危険だ。私は仲間にトンネルの東の方へ行くことを禁じ、パトロールを編成した。集団戦闘に関しては、私たちはあまりよく知らないけれど、間に合わせのトラップを作って、かなりの間しのいだ。私たちにお鉢が回ってきただけだが、私たちはまだ1つのコミュニティで、互いのために見張りをしていた

5.破れた日誌のページ#42022年07月24日 22時34分

2093年秋… 思っていたよりもよくなっていた
私たちグループは、見つけたものを何とか手に入れ、ささやかな農業を営み、なんとかうまくやっていた。私はビッグベンドの東出口でB.O.S.と連絡を取り合っていた。彼らのリーダーのメリッサは、私たちにとても寛大だった。私たちは彼らと取引していた。とはいっても「取引」はよく、彼らが物資をくれて、私たちが見つけた少ないながらもすべての武器の部品や機械の一部を手渡す形で成立したのだけれど。かなり一方的に思われる

ある時、彼女にどうしてそう親切にしてくれるのか尋ねた。彼女は、私の「コミュニティ」がうまくやっていけるようにしたいのだと答えた。帰る道すがら、私はずっとそのことについて考えた。「コミュニティ」。あれから10年以上経って、私はまだ自分たちを穴に隠れて世界の終わりを待つカットスローツだと思っている。そう思うと、希望が持てた

この生活は、当時プレザントバレーでのんびりしていた時に私が思い描いていた生活ではない。静かで孤独で、困難がある。でも同時に単純で、「旧世界」の混乱に比べれば、奇妙なことにむしろ平穏だ。私と私の… たぶんコミュニティ… が営んできた生活は現実だ。私たちの現実。私はそれに満足できると思った

追伸。でも私のロブコ製の時計が壊れた。運が悪い。どうやって時計を記録したらいいんだろう? トンネルの中では時間の流れを見失いやすいし、気候も荒れていて、季節がいつなのかも分かりづらい…

4.破れた日誌のページ#32022年07月24日 22時34分

2088年5月3日
西出口のあたりでは物資が底をつき始めたので、東出口の調査をせざるを得なくなった。大体のところは大丈夫だったが、今週のはじめ、ブリキ缶のような格好をした人物に、もう少しで頭を吹き飛ばされるところだった。彼らは新しい私兵の一団だと判明した。B.O.S.?とか名乗っていた。安っぽいが、トンネルの反対側を見張っている人と会えたなら共存できる。指揮官は私に、この地域に入ってくる出入りを監視できるようにキャンプを設営したいと言っていた。空飛ぶ巨大なコウモリについて知っているかどうかを尋ねた。彼女が自信をもって「だから我々はここにいる」と言った時、警戒感は少し薄らいだ

どうやら件の巨大コウモリは、彼らが「スコーチ」と呼んでいる、核による病気か何かの産物らしい。それはアパラチア中で、人間を含んだあらゆるものに伝染していた。だが彼女は、彼らとレスポンダーが、それに対して力を尽くして戦っていると言っていた

彼女は私がレスポンダーと親しいかどうか聞いてきた。私はほとんど知らないふりをした。あれから5年半になるが、私はまだ考え続けている。彼らのことは聞いたことがあるが、私のグループはほぼ自立しているので、自分のキャンプに戻りたいと言った。彼女の返事は、友好的な態度を取ってくれるのはいいことだ。互いに助け合えるのかどうか、時々確認できるから、というものだった。レスポンダーチャールストンで生き残っていて、まだ人々を助けようとする集団がいるということに、私は少しだけほっとした

3.破れた日誌のページ#22022年07月24日 22時33分

2085年11月13日
他の誰かがこれを読んだら、私が狂ってきていると思うだろう。でも、自分が見たものはわかっている。巨大ないまいましいコウモリが飛んでいた!

2ヶ月ほど前、仲間がトンネルを通って先をあさり始めた。トンネルを通って進むのが得意になってきて、いい稼ぎができることもよくあった

しかし、ラットしかない食生活に飽きてきて、時間は余っていた。随分歩くとしても、ワトガ近くの東側出口をチェックすることを考えた。最初に目にしたのは、あのいまいましいコウモリが、驚くほど素晴らしい話から出現したかのように、地面の穴から飛び出してくるところだった。それで、私はビッグベンド東への旅は終わったと思った

2.破れた日誌のページ#12022年07月24日 22時32分

2083年1月11日
プレザントバレーから出る途中で、この半分しか書かれていない日記を見つけた。これを書くことは意味がないのがわかっているけれど、自分自身を説明する場所が必要だと思う

私の名前はキャロル・スウィーニー、プレザントバレーのカットスローツの一員。ああ、一員だった。抜けなければならなかった。ソープがチャールストンに洪水を起こすためにやったことは間違いだった。そしてわかった。もう、彼とは一緒にやっていけないと。私は飢えていて、彼は食べさせてくれた。でも、もう無理だ。何人か同じ考えのカットスローツもいて、出て行くことに合意した

そして私たちはここにいる。ビッグベンドの入口あたりに隠れて、通路として使おうとする不運な人々に飛びかかる。ここは大丈夫。暮らして行く荒野があり、物を漁って生きていける。必要があれば、トンネルの中に消えられる。前に言ったように、どんなものであれ神がいるなんて思っていない。あの件に関係した人が、これを見て許してくれるとも思っていない。でも、ここで生き延びて残りの人生を平穏に暮らせたら、自分で自分を許せることができると思う

1.名無しさん2022年07月24日 22時32分

ビッグベンド・トンネル内部に散らばって配置されているメモ群。全部で6枚。

ビッグベンド・トンネルに住み着いた元カットスローツキャロル・スウィーニーの日誌。

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