- Forced Evolutionary Virus
- 遺伝子変異性強化促進ウィルス
- 強制進化ウイルス
- 変異促進ウイルス
- FEVウィルス
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読みを「エフ・イー・ブイ」だと思っていたのだがバルデスやDr.ブラックバーンの発言から「エフ・イー・ヴィー」の様である
200年後のボストンでも(主にスーパーミュータントとして)問題を起こしているウィルスだが、そもそもこのFEVウィルスによる変異(放射能耐性など)が無ければ、地球全体が核戦争による放射性降下物(Fallout)に覆われた状態で高等生物が生き残るのは不可能だったと思われる。
ウィルスは本来親から子へ縦割りにしか伝わらない遺伝情報を、あらゆる生物の体内に入り込み感染することでヨコ方向に展開する機能を持った天然のナノマシンと言え、それがもたらす変異は本作における変異と同じく様々なメリットとデメリットを人類を含むあらゆる高等生物にもたらしてきた。
 人類の歴史は感染症との戦いの歴史でもあり、核戦争を経て二百年を経過した後も、人類はFEVウィルスのもたらす問題と戦い続けている。まさしく、「戦争は変わらない」のである。
ヌカづけwikiを見る限り、エンクレイヴはFallout2前後の時期まで
一部の支部バンカーや前哨基地を除きポセイドン施設でじっとしていたらしい。
(実際重要な支部やバンカー、コンピュータの内いくつかが25年以内に
音信不通になっている以上かなり慎重になるのは仕方がないだろう)
その証拠として初代Falloutの時点ではエンクレイヴの痕跡は全く存在しない。
そして遂に地表を偵察に行った結果見たのはスーパーミュータント、グール、
多頭化発光した生物やザ・マスター軍団による破壊の跡や荒廃だったため
地上の生物及び人類は救いようがないレベルで汚染されたと判断し根絶を決定した。
簡単なまとめだがそういう事だと筆者は解釈している。
FEVとエンクレイヴの初期の関係は非常に重要だと判断し解説を続ける。
後にエンクレイヴは地上の生物を根絶する方法及び汚染源を探すべく
地表の偵察と調査を続けた結果、偶然にもマリポーサ基地を発見。
付近の都市から得た労働者を使い発掘作業を行うも、この際FEVサンプルこそ得たが
労働者が純粋なFEVに曝露する・誤ってタンクに落ちる等の事故によって
第二世代SMが誕生、そのまま暴動に発展する大惨事に陥っている。
恐らくこの時の経験もエンクレイヴの倫理観に深く影響したに違いない。
人間狩りと人体実験の末に、FEVに汚染された生物に対しては確実な致死性のある
改良型FEVを開発。Fallout3にも登場するあのウイルス株である
本土の全住人を殺すべくジェット気流に向けウイルスを発射する準備を進める中、
選ばれし者がポセイドン施設に突入し、結果として施設は完全に破壊される。
ナヴァロ基地に居たような一部部隊を除きエンクレイヴこそ抹殺される事となった。
前作版の用語集のページに詳しく解説されているが、Fallout世界の根幹を為す設定の1つ。
例えば第一作目「Fallout」のラスボスはFEVにより急激な変異を遂げた人間「ザ・マスター」だったりする。
また、今作のエンクレイヴ(アパラチア支部)が変わり種扱いされる要因の1つでもある。
過去の作品におけるエンクレイヴの基本スタンスは「放射線およびFEVの影響で変異した、現在地上で生き残る人間 (ウェイストランド人) を人間とはみなさない」であり、Fallout2やFallout3では彼らを文字通り抹殺するために暗躍していた。
それに比べると変異について研究し変異血清を開発するなど、遺伝子の変異を有効活用しようとする動きがあったホワイトスプリング・バンカーの人間たちはポセイドン・エネルギー石油掘削施設に潜むエンクレイヴ本隊からすれば異端という言葉で済まないほど異質な存在なのではないだろうか。
もっとも、本隊が上記のスタンスを確立したのは最終戦争終結後数十年経ったのち、カリフォルニアを偵察し始めてからだと思われるため、2102年の段階ではどう受け取られたかは分からない (そもそもアパラチア支部と本隊は通信できなかったらしいが)。
また、その本隊にしても軍事利用する目的で「喋るデスクロー」を開発するなどしているため、「単に利用するだけの存在」としてなら変異した生物を作り出すのはエンクレイヴ的にOKなのかもしれない。
今作から触れたプレイヤーには解りづらいが、全米中に巨大化したゴッキーだの双頭の鹿だののアボミネーションに溢れ返っているのは放射能汚染ではなく、このウィルスが蔓延している為である。
FO3・FO4の時点では既に全米中に拡散しており、地上に住む人間は大なり小なりコレに汚染されている。爆心地でも生きていける人間がいたりするのはこの為。
ウエストテック研究センターにあるFEVタンクのように、ウィルスが詰まった原液に浸す事で非常に急激な変異を行う事もできる。
ただこの方法もウィルスがある程度完成しているから成功する手法だったようで、今作ではSMの製造過程でかなりの人間が地獄の苦痛の末に犠牲になっていたのが伺える。
正式名称、Forced Evolutionary Virus。
遺伝子変異性強化促進ウィルス。早い話ミュータント化ウィルス。
今作ではハンターズビル及びウエストテック研究センター周りで名前が見える。時期的にみても恐らくSMの実用化に一早く成功した例と思われる。その際の非人道的な研究過程はターミナルやホロテープからありありと解る。

なおエンクレイヴは組織としては壊滅こそした。Fallout 3でエルダー・リオンズ率いるB.O.S.に敗北を喫したためである。実はエンクレイヴ内でのオータム大佐のやり方が元凶となり脱退組がある程度出ている他、残党組のベテラン兵士達、科学者や技術者達はリオンズB.O.S.の軍門に下ることになった。この不和による脱退組による脱走はエンクレイヴ壊滅にかなり響いた。一部の残党組は野生動物呼ばわりしていた地元住民達の結成したチャイルド・オブ・アトムに敗走。
彼等エンクレイヴ脱退組、残党組はエルダー・マクソンの代になっても忠誠を誓い続けた。
と、言うよりも彼等の理想にかなり適合していたらしく偶像崇拝の如く彼を崇めた。やはり汚染されていない戦前のマクソンの正当な血統、マクソンの掲げる理想、カリスマ性はエンクレイヴ脱退組、残党組を満足させるに充分だった。しかし、やはり問題もありマクソン当人にしか付いていかなかったり偶像崇拝が過ぎたようで、彼等のそうした崇拝を嫌ったと言う。
本来のB.O.S.隊員とやはり若干は揉めたようだが、ベルチバードの特訓を短期間で叩き込んだり、その点は流石である。そんなこんなでB.O.S.隊員達とはそれなりには上手くは行っているようである。しかしと言うかやはりと言うかウェイストランド人を地元の野生動物呼ばわりはどんなにB.O.S.が変化しようとも変らず。