ピッツバーグ連合

おそらく切手の切れ目(設計図コンプリート)が縁の切れ目になりアパラチアからの援軍が先細っていくであろう組織

ロゴには鹿のイラストが描かれている。鹿はペンシルベニア州の州の動物であるオジロジカだと思われる。ローカル42のロゴは鹿の上にローカルの番号「42」が入る。

戦前の労働組合が母体で、主体となったのがピッツバーグ製鉄連合（現実の労働組合United Steelworkersがモデル？）のようだ。支部をローカルと呼ぶのは労働組合の名残で、現実のアメリカでも組合支部をLocalと呼ぶ。
なおトレンチに出てくるピット連合鉄道は連合と名乗っているが、これは鉄道会社の可能性がある（現実にUnion Railroadという入換専業鉄道が存在する）。

略称が the Unionなので、まれに南北戦争の「北軍」（こちらもUnion）と誤訳されている。

スキッピーいわく、彼らのモチベーションは生まれ育った故郷を取り戻すことにあるらしい。
…逆に言えば、それ以外の理由もないのに、あの過酷な環境で頑張り続けている。何とも骨のある人々である。

過去作を知る我らプレイヤーは、遠い未来のピットの環境が2104年と大差ないことを知っている。とはいえ、あのピットとの間には173年間もの時間の開きがある。
連合を支援するResidentの頑張りが、ピットに100年超の平和をもたらすという展開も無くはないかもしれない。

ま、単に彼らを助けて切手を入手するだけでも十分なモチベーションになろうというものだが。

ピットのレジスタンス組織。作中では単に「連合」と呼ばれている。ファナティックの支配に反対する現地住民の一団で、ピットをファナティックから解放し、最終的に街を戦前の輝かしい姿に戻すことを目的としている。

その名の通り組織の集合体で、独自に活動しているグループを「ローカル」と呼んでいる。スキッピー・レーリッヒ、ヘックスが所属している「ローカル42区」は武闘派だが、他のローカルには数字や配給を気にして守りに徹している所もあるようだ。ホロテープには29区所属のストライカーも登場しているほか、ダニロといった協力者もいる。

連合は戦前の製鉄技術などノウハウなどを引き継いでいて、ファナティックなどピットの他の派閥にはない誇りとしている。
ただ戦況は劣勢で、かつて拠点だった製造工場やサンクタムはファナティックに占領されている。スキッピーは状況を打開するため、アパラチアへ協力者を探しに旅立ったのだった。