ファンタスティック

ただ、何をどうすればいいかは大体わかっていて、ミラーの調整には武装ロボットに守られたタワーに侵入する必要があった(兵士に死者が出て頓挫)ので、彼が言うように卵を割らずにオムレツを作れと要求されている状況ではあった。

発電所を動かすことができる技術者を探していたNCRの者に
「理論物理学には詳しいか？」と問われた際、
「物理学の学位は理論上持っている」と答え、現在の地位に就くことになったらしい。

またNCR兵が全滅しヘリオスワンがリージョンの手に渡った場合でもなぜか生き残り、リージョン兵の装備を身につけた彼と出会うことになる。多くは語られないが、リージョン兵を説得し仲間に加えてもらったものと思われる。リージョンでは薬物は禁止されているがファンタスティックは見るからにハイな薬物使用者だし、兵士としての素質も欠けていると思うのだが、どうやらお咎めなしだったようだ。

彼を引き入れたNCR兵やリージョン兵がかなり低いPerception・Intelligenceの持ち主だったのか、あるいはファンタスティックのSpeechスキルやLuckがずば抜けて高いのか・・。まあその両方なのかもしれない。

実装されなかったエンディング後の要素の1つとしてBOS管轄のヘリオス1とパワーアーマーを着込んでBOSメンバーとなるファンタスティックがある。
ベロニカも彼を見たら外部の者を引き入れようなんてそう簡単には言えなくなるのではないか...

NVでもっとも幸せで強運な人物ではないだろうか
（運び屋は結果得るまでにひどい目に会い過ぎだ）

彼の話題はキャンプ・マッカランのOSIでトーマス・ヒルダーンとの話にも出てくる。ヘリオス1を復旧した後に話し掛けると「ヘリオス1の電力が改善されたみたいだけど、担当者はなんて名前だったかな？なんか驚いたみたいな名前だった気がする。」と言う話が聞ける。

どこぞの「ファンタスティック！」が口癖のドクターとは違い、華麗に問題を解決するどころかコンソールをいじくり回して発電所の性能の1%しか引き出せないという正真正銘のポンコツ。にも関わらず自信だけは無駄にあり、前向きな姿勢とポジティブシンキングが周囲の彼への評価を歪めている。
人は能力で評価されるわけではないというお手本のような存在であり、無害なことと無駄にキャラが立つこともあって愛すべきバカ的な立ち位置を獲得している人物である。

運び屋がヘリオス1を復旧させても、当のNCR兵達は「ファンタスティックは馬鹿じゃなくて天才だったのかも」などあたかも成功が彼のおかげであるかのように話してくるため非常に釈然としない。
これからも彼は謎の悪運の強さに助けられつつ、その場のノリと口八丁だけで上手いことモハビで生き抜いていくのだろう…

NCR内で電気関係を扱えるエンジニアを募集していたところ、適当に挙手したせいでヘリオス1に派遣されてしまう。
しかし本人に技術が全く無いので、ヘリオス1を全く復旧出来ない上に、解決できる技術力が無いことをNCRに報告しようともしない。
そもそもファンタスティックはNCRに対して忠誠心は微塵も持っていないのだ。

（ちなみに生存ルートを取ると、終盤でフーバー・ダム内での施設でもエンジニアとして登場することとなり、本格的にNCR内での人事管理が不安となってくる。）

ヘリオス1の所有権はクエスト進行によって大きく変わるのだが、ヘリオス1がリージョンが支配した際に、同僚エンジニアのイグナシオは殺害されてしまうが、ファンタアスティックはリージョン兵の姿となって生き延び、陽気なコメントを返してくる。
環境の変化に柔軟に対応できる、ウェイストランドでの生存の術を心得た人物とも言える。

NCRに雇われた自称科学者で、ヘリオス1復旧の責任者。ファンタスティックな頭脳を持つ。