ビル・カルフーン

シーザー自身がそう語っているが、最強ローマ軍団を作り上げるという野望に
ジョシュアが参加したのに対し、ビルは「干渉するな」という警告を持たせた上で
アポカリプスの使徒に送り返されている。おそらくアポカリプスの使徒の面々は
ビルの帰還をもって初めてエドワードの離反を知ったものと思われる。

このような処遇を行った理由は不明だが、前述の通りビルが良い友人だったという他にも
古巣であり成人するまで育ててくれたコミュニティに対して、シーザーなりの
仁義があったのかもしれない。その後ビルがどうなったのかは不明だが、元々
医者らしいのでアポカリプスの使徒としてどこかで医療活動に従事していると思われる。

若き日のエドワード・サロウ（シーザー）とともに地方の方言についての調査についていたアポカリプスの使徒。

調査の途中、ニュー・カナーンから来た宣教師ジョシュア・グラハムに出会い、三人で意気投合し、ジョシュアを通訳として旅をしていたところ、エドワード、ジョシュアと同じくブラックフット族につかまった。ここでビルの消息は途絶えている。
リージョン・デナリウスにシーザー、ジョシュアと並んで姿を刻まれているところを見るに、シーザー・リージョンの創設に一役買った可能性は高い。しかし、慈善を旨とするアポカリプスの使徒の一員であるので、生きのびるためにエドワードに協力したが、しだいに残虐行為に嫌気がさして逃げ出したか殺されたかしたのかもしれない。

ジョシュアによると、旅のトラブルメーカーだったエドワードとは違い、ビルは「ナイスガイ」だったという。