シーザー

元アポカリプスの使途らしく、彼は哲学者の一面も持ち合わせている。
ヘーゲル式弁証法の信奉者であり、彼の話を聞くと定立(NCR)と反立(リージョン)を争わせ
リージョンがNCRを併合した後 二つの勢力の利点のみを残した新たな帝国である「総合」になるとの仮説が聞ける。
弁証法とはシーザー自身が解説してくれるように、二つの正反対の仮説やイデオロギーを競わせて双方の優れた点を統合した新たなアイデアが生まれる。 という哲学的仮説で
シーザーは個人的な恨みではなく、この仮説を基にNCRと対立しているらしい。
他にもシーザー自身の話をじっくり聞いてみると彼のイデオロギーの背景やモチベーション、リージョンの歴史などが聞けるのでどうか一度は聞いてみてほしい。

>>5
当然といえば当然かもしれないがシーザーの玉座に座ってしまっても敵対してしまう
色々と厳しい人たちである

部下には生足でスカートをはかせておいて、自分はスカートの下にそっとハーフパンツだかスパッツだかを着用している。ズルい。

それはさておいて、20代そこそこの捕虜の身から、部族を掌握し、操って周囲の部族を併呑していく彼の能力はかなり高いと言わざるを得ない。
自身を軍神マルスであると自称する、大戦争を神がシーザーに地を治めさせるために起こしたものとうそぶくなど、いかにも部族の連中が好みそうな嘘をかさねて己を神格化し、独裁を強固にしていくやり方は、それを信じる者も信じない者もけん引する引力がある。
ただしそのため、ジョシュア・グラハムのような、計算することなく人を引き付けるタイプのカリスマを右腕にしておくのは危険であったともいえる。

また、周りに脳筋系男子が集まりすぎたがゆえの後継者不足は深刻だった。前述のジョシュアも「私には兵站学の知識がないからシーザーにはなれない」と言っているが、ひるがえればこれはシーザー・リージョンでは兵站に至るまでシーザーが管理していたということを意味している。
シーザーの能力が高すぎて、部下には戦闘か諜報活動しかやらせなかった結果がこれなのかもしれない。部下、後継者の教育はとても大事だということを教えてくれる。

ベニーをフォートで殺害するルートを選んだ場合、彼が捕まった経緯について聞くことができる。
ベニーはステルスボーイを使ってリージョンの船に便乗してフォートに侵入したのち、リージョン兵の服を着て変装していたが「髪型」を変えていなかったことでバレてしまったらしい。

ベニーがシーザーをやたらとボルディー(ハゲ野郎)呼ばわりするのは「シーザーの毛量じゃ俺みたいな失敗はしたくてもできないだろうな！」という悔し紛れの皮肉が込められているためかもしれない。

運び屋「シーザーを殺そうか？」
ハウス「ダメだ！シーザーは利用できる！」
ハウス「やつの髪の毛一本でも傷つけるな！・・・髪があればの話しだが」

ハウスも髪の毛の話してる・・・

リージョンルートに入った場合、運び屋の能力を高く買って様々な依頼をしてくる。
ハウスの戦力と本人の排除、ブーマーとの交渉、BOS本部の爆破、アーロンキンバルの殺害、自身の病状の解決等々、どれも非常に重要な任務なので右腕気分を味わえる。
悪党として割り切ったプレイをする場合はなかなか面白い。

ゲイである。
アルケイドをプレゼントすると色んな意味で喜ぶ。

スリをしたり、場合によってはしつこく話しかけ続けるとバルプス・インカルタを含めたプレイトリアンガードとリージョン・モングレルが瞬時に襲い掛かってきて、シーザー・リージョンルートが即終了するようになっている
そして大抵逃げられずにボリスティックフィストで葬られる
オブシディアン製とはいえ、プレイヤーの好奇心だけでルートが取り返しのつかない大惨事へ発展するのはシリーズの中でもNVのみだと思われる

シーザーリージョンの親玉。
彼はNCRが腐敗したのは民主主義と共和国制が原因と思っていて、彼は古代ローマが行っていた軍事独裁制こそがNCRの腐敗を正す事が出来ると考えている。

ちなみに、シーザーを含めた殆どのメンバーが古代ローマっぽい服装なのに対し、モハビ最強の男であるジョシュアグラハムはジーンズとシャツにケプラー製の防弾ベストを着用していて少し浮いている。

ベガスまでたどり着いた運び屋の能力を買って、ベガスに至るまでに運び屋が犯した全ての罪を許した上に招待状まで送ってくる。
運び屋が何百のリージョン兵を殺害しても、NCRの拠点を陥落させたフルメンタリーを殺害しても、20年以上に渡ってNCR内部で活動していた工作員を殺害しても、コロラド川西への重要拠点を壊滅させても、リージョン領土の一部に核兵器を発射しても、一度は全て許してくれる懐の広い人物。

『教えてくれ。是非知りたいことがある。予を恐れていないのか？』