ドッグ／ゴッド

単純に「子供のようなドッグと理性的なゴッド」という風に纏められることが多いが、ドッグは…まぁそのままとして、ゴッドの方は理性的という表現だけでは勿体ないほどの知性を誇る。多分その辺の人間よりずっと頭が良い。

特筆すべきは口の駆け引きであり、相手の立場を理解した上でハッタリを交えた「実質1択の2択を迫る」という形にしようとする。

～檻での初対面～
ゴッド「ドッグは鍵を持ってると知らないんだから、協力して欲しければさっさと爺を呼んでこい」
運び屋「俺がドッグに鍵の場所を教えればok」
ゴッド「そうだな。悪食で凶悪なドッグは檻から出た瞬間に確実にお前を食い殺すけどな。さあどうする？」
運び屋「その時はお前も首輪爆弾で死ぬけど？」
ゴッド「お前を死ぬ寸前の状態で放置してセンサー外に逃げればok」

…実際は結構穴があり、運び屋のスキル次第でこの穴を的確について丸め込む事が出来るわけだが、動揺を隠しきったまま、さも「此方が優位」というテンションで喋る辺りが流石である。

運び屋も交渉時に良く「上から目線で矛盾を隠しながら望む答えを選ばせる」という事をやっているので、運び屋に相対したらこんな感じなのかなと想像することも出来る良キャラ。

>>6 ドッグがコンパニオンになっている間は、気絶させることでドッグがゴースト・ピープルを食べて倒してくれる。あまり美味しくは無いようだ。

ドッグは相当な悪食で、グールであるディーンに対しても「お前、食いものか。うまそうな匂い」と発言する。

誰が呼んだか、二人合わせて犬神である。

ゴッドには高INTが求められる会話があるが、逆にドッグにはINTが低くないと聞けない会話があったりするため、意識してやらないと一度のプレイで全てのバックストーリーを把握するのは難しいかもしれない。

GODに対してのspeechチャレンジが成功すると、DOGを何とかして救って欲しいという彼の本音が聞ける。

今作で登場するナイトキンの中でも特に症状が酷くなっており、もう1つの人格(ゴッド)が表に出てしまっている。
それこそリリー、タビサ、デービソンのほうがまだましに見えてしまうほどである。
終盤2つの人格を総合して新しい人格にする展開になると新しい人格になった代償なのか、自分を救ってくれた運び屋のことを忘れてしまう。
ただ、目の前の人(運び屋)が自分のことを何かから助けてくれたのは微かながら覚えておりその事に感謝して去っていく。
そしてエンディングで運び屋のことを忘れていたものの、ザ・ディバイドでの運び屋とユリシーズの戦いを聞いて自分を救ってくれた見返りに今度は運び屋が救われることを祈るエンディングになる。
因みにドッグの時にゴーストピープルを倒すとドッグが食い殺しさらに話すと彼らの効率的な倒しかたを教えてくれる。

元マスターズ・アーミーでドッグ、ゴッドというふたつの人格をもつナイトキン。いまはエリヤに操られており、ドッグは彼をマスターだと思っている。本能的で子供っぽく、ゴッドを恐れているドッグと、理性的でドッグを支配しようとするゴッドのふたつの人格は、エリヤがホロテープに吹き込んだ声で入れ替えることができる。
B.O.S.のバンカーから運び屋をシエラ・マドレに連れてきたのは彼。

シエラ・マドレにいるコンパニオンの中で唯一首輪をしていない……が、それはゴッドが苦労して外した首輪をドッグが飲み込んでしまったため。

ゴッドの反感を買っていない場合はSpeech35のチャレンジ突破でドッグ／ゴッドを生存させることができ、Speech85のチャレンジ突破でふたつの人格を統合してドッグでもゴッドでもないひとつの人格にする（戻す？）ことができる。
ゴッドの反感を買っているとSpeechチャレンジがむずかしくなったり、自殺させるか倒すしかなくなってしまう。