V.A.T.S.

攻撃したけど当たらなかった、というのはまだマシな方。そもそも目の前にいる敵を捕捉してくれず、真横や後ろの標的を捕捉する事態が多々起きる。

するとどうなるか？VATSは「照準」を相手に自動的に向ける、という仕様である。そしてFPS、TPSにおいて照準の向きとは=プレイヤーの向きである。つまりVATSを中断した際に明後日の方向を向いたまま終わる事になるのだ。真後ろの敵をロックした状態で止めると、今戦っている敵にケツを向けた状態になる。これは字面以上のハンデで、隙が出来るのは勿論の事、敵がどこにいるか分からなくなる場合もある。
そうでなくとも明後日の方向へ走って行ってしまったり、武器を手元でこねくり回すだけで終わってしまったりと、いくらPip-boyの仕様でもそうはならんやろという状態が多発するので、個人的にドック・ミッチェルが神経接続型をどこか別の神経に間違えて接続した説を唱えたい。

ただでさえ弱体化してるのに
・武器の種類を増やしたせいでチェックする時間が十分とれなかったのか確率と関係なく失敗するバグも増えた。
・ゲッコー種、カサドレス、ナイトストーカー、DLCのゴースト・ピープル、トンネラー
V.A.T.S.の戦いが前提になってそうなフリーエイムが困難な敵が多い割にそんなのに限ってリーヴァー隊長現象が起きて攻撃が全く当たらない。
・↑の様にフィジカルに強いクリーチャーが多数追加されたため持っている武器を撃ち落として戦力をそぐと言う分かりやすく有効な戦法を使える機会が減った。
・大体の敵は群れて数で攻めて来る様になったから1度で処理しきれずどうしても隙が出来る。攻撃中に他の敵に攻撃される機会が増えた。
・全体的に敵の攻撃力が高くなり↑もあってプレイヤーへの部位ダメージも増えたのでケガを負ってV.A.T.S.が問答無用で中断される機会も増加。
・攻撃後の硬直時間がなかなか終わらない時がある。その時に敵に接近されたらダメージ軽減の弱体化もあって何も出来ずに嬲り殺しにされる。
・↑のせいでMysterious StrangerやMiss Fortunateが出て来るとむしろ窮地に陥ることがあり地雷Perkと化している。
ゲームの傾向・不安定さも向い風。

>>4 で言及されているが、軍用なのが明らかなFo3以外のPip-boyは、
1・76＝Vaultの住人である主人公用のもの
2＝1の主人公のものを孫が使用している。
New Vegas＝ドック・ミッチェルが使用していたもの
4＝Vault111の科学者のもの
であり、由来を考えるといずれも一般用のものだと思われる。

一般向けのPip-boyはエリヤが言うように「戦前は松葉杖のように使われていたレベルのもの」と考えると、V.A.T.Sのような戦闘用サポートも基本は咄嗟の時に利用するもので、強力なものは搭載できなかったのでは…と考えることは可能とは思われる。

メタ的な理由を伏せて考えると、むしろ3の101のアイツが使っていたV.A.T.S.が矢鱈と強い特別製だった可能性が高い。というのも彼が使っていたpip-boy3000Aは倉庫の片隅でしまわれっぱなしのまま彼の誕生日が来るまで埃被っていた軍用品で、特殊な生体シールにより神経と一体化して専用の施設が無いと取り外せなくなる代物だからである

初登場の3以降シリーズを経るたびに性能的には能力が低下しているシステムであるが、軍用モデルのpip-boyを手にした主人公が再び現れれば強化されたり便利になったりするがしれない

弱体化や不具合に悩まされはするものの、FO3から引き続き起動による時間停止は健在。
なので意外と使う機会はある・・・かもしれない。

また、それに因んだ小技で【システム起動→部位を選択→決定せずに解除して即発砲】と用いる
ことでオートエイムのような使い方が可能。
狙撃の補助としての運用のほか、連続して使えばGrim Reaper's Sprintの真似事もできる。
操作は忙しないが一撃で仕留められる状況でやると中々に爽快。

下方修正は「クリティカル+15％ → +5％」「被ダメージ 95％減 → 25％減」らしい
弱くなりすぎ…

ま、それは別にしても3の時よりもはるかに武器の挙動がおかしく
弾が変な所にとんだり敵の判定をすり抜けてAPだけを浪費して終わる不具合が頻繁に起き
それに加えてベガスの新モンスターはどいつも高速移動して判定をずらして来る敵ばかりなので
それらが見事に噛み合い強敵相手ほどこれを使うと敗北率が高くなると言う妙なシステムと化した

数字の下方修正はともかくとしてせめて武器のデバックは徹底しとくべきだっただろう…

「Vault-Tec Assisted Targeting System」
前作Fallout3から続投しているシステム

大まかなシステムは3と同様だが
本作独自の要素として近接武器にそれぞれ特殊な効果を発揮する「必殺技」を繰り出すことが出来る様になっている

なお、いくつかの内部的な数値に変更が入り
攻撃時のスローモーションの倍率・クリティカル率・ダメージ軽減率が下方修正されたため
前作ほどの万能性は失われている