ビリヤードキュー

>>3
構造的にビリヤードキューでは人を撲殺することは難しい。

というのも重さがなく重心も持ち手側なので、失神させたり殺傷するほどの威力を出すにはどんなに技術で補っても殴り付ける方向では不足しているのである。
もちろん固いので大怪我はするし、細い骨なら折れるだろうが、それも殴る瞬間に力を込めつつ体重をかけるか、突く側をもって思い切りフルスイングする必要がある。

死なないのは不自然ではなく、威力が弱いのも不思議な事ではないのだ。

実際のビリヤードキューは、玉を突くという衝撃に耐えられるようにするためか、かなり硬め。そのため、現実でビリヤードのキューでぶん殴られた場合、打ち所が悪ければ死亡することも十分ありうる。

ところがこのNew Vegasはビリヤードキューは大抵何発か殴らないと倒せない。もしくはそもそも防御力の問題でほとんど歯が立たない。
フィーンドなどの人間なら頭を一発キューで殴っただけで気絶・瀕死になってもおかしくない気がするが、いくら攻撃してもまるで効いてないとばかりに攻撃やリロードｶﾁｬﾝをしてくる。

運び屋もそうだが、そもそもNew Vegasの住人全員が人外なのでは...？

本作では序盤から良質な近接武器が普通に入手できるため、運び屋が武器として
使う機会はほとんど無いが、Jury Riggingを習得していると投げ槍でこれを修理し、
更にこれを希少な両手近接武器の修理素材にすることでCNDを大回復
…という事ができる、修理素材としては神なアイテムである。

ちなみにどうでもいい話だがオールドグローリーはこの武器のユニーク版という扱いである。

その名の通り、ビリヤードで玉を突く際に使用する細く長い木の棒。
FallOutシリーズでは武器として頻出する。

振りが遅い、威力が低い、価値も安い……と近接武器の中でもかなりの低性能であり、これを使うくらいなら他の選択肢はいくらでもあるため、基本的にプレイヤーからは見向きもされない存在。
主にパウダーギャング、フリーサイドのチンピラ、フィーンドなどが所有している。

序盤に遭遇するパウダーギャングや、そもそも装備が貧弱なフリーサイドのチンピラはまだしも、高性能なエナジーウェポンをぶっ放す仲間に混じって数人に一人の割合でコレを持って殴りかかってくるフィーンドの印象はなかなか強い。
Vault 3の娯楽スペースにはビリヤード台がいくつかあるため、元々その辺りにあったものが持ち出されたのかもしれない。