連邦

>>6
4番についてだが…
”the Commonwealth" = ”この”コモンウェルス、すなわちアパラチア地域、という意味で使っていたとすれば特段の驚きはない。

「”この”コモンウェルス、しかもワトガに居たとは驚きだ！」＝「もう別のコモンウェルスに移ったと思っていた！」という文脈が成立すると思うのだが、いかがだろうか。

AMS本社のターミナルにも「連邦」が言及されている。だがこの連邦がマサチューセッツ州なのかは疑問が残る。以下ややこしいので原則コモンウェルス表記とする。

該当の文章「まだ連邦にいたとは知らなかったよ。しかもワトガとはな！」
I had no idea that you were still in the commonwealth, let alone in Watoga!（by英wiki）

1. ワトガは連邦＝マサチューセッツ州だった
あり得ない。いくら何でも離れ過ぎである。

2. ワトガはバージニア州だった
東隣のバージニア州はマサチューセッツ州と同じくコモンウェルスと称しているから。またアパラチアの地図を現実のものと重ね合わせると、クランベリー湿原はバージニア州にあたるため。だがワトガ・ハイスクールにはしっかりと「ウエストバージニア」とあり、バージニア州だった可能性は低い。

3. アパラチア準州がコモンウェルスだった
戦前アパラチア準州に属していたことから。ただアパラチア準州はTerritoryと称しているので、疑いの余地がある。

4. 13連邦州のこと
戦前のアメリカは13の連邦州（コモンウェルス）に分割されていたため。極論を言えば上記1～3も「全部同じ連邦州だった」とすればいい。
だがここで疑問が。全土が13連邦州に分割されていたなら「コモンウェルスに住んでいる」ということに特段驚きはない。むしろ普通である。送り主のテイラー・オスマンはワシントンD.C.や海外領土のような「コモンウェルスではない地域」にでも住んでいるのだろうか？

どれも決定打にかけており、この名前のない連邦（コモンウェルス）の正体が何なのかは分からずじまい…

ウエストヴァージニアからだと東北東に500km離れていて、間にはワシントンD.C.やニューヨークが存在する。
まっすぐ向かうとボストン南西の輝きの海にぶつかってしまうため、ウエストヴァージニアとボストンを行き来するのは容易ではないと思われる。
ICBMやSLBMの射程圏内ではあるため、ミサイルサイロや揚子のミサイルなら何かを届けあうことは可能だと思われる。

この年代の連邦はフィンチ家の説明通りだと作物が全く育てられない程に放射能が強かった時代 である。

キャピタルにはリーヴァー隊長とバーロー、モハビにはナイトストーカーとカサドレス、アパラチアにはスコビがいるためプレイヤー的には連邦が一番天国に近い場所だろう。
あるいは一番遠い、とも言える。

キャピタルはキャピタルでめちゃくちゃだったが、連邦にもかなりの大きさの核弾頭が落ちているため、輝きの海と呼ばれる本作のブラストゾーンが常に存在しているような区域が存在する。

それに比べればアパラチアはお手軽輝きの海キットと化したブラストゾーン以外は大規模放射線汚染地域もなく非常に安定した土地であるといえる。
連邦やキャピタルに今後向かった者は皆こう言うだろう「超最悪だ。アパラチアが天国に思える」
まあそれもスコーチがいなければの話だが。

前作であるFallout4の舞台、マサチューセッツ州のこと。
その初出は実はFallout3であり、この時は人造人間関連のクエストやピットなどで名前だけ登場していた。

Fallout76においては、クレーターのバーテンダー「モリー」がここの出身であることを明かしている。サウスボストンやエディー・ウィンターなど、前作プレイヤーにとっては懐かしい単語についても言及している。

ちなみに、なぜ連邦＝マサチューセッツ州なのかというと、これには多少ややこしい経緯がある。
現実世界ではマサチューセッツ州は英語で「Commonwealth of Massachusetts」と呼ばれている。なぜ「State」でないかについてはFallout4大辞典の方の「連邦」を参考にして欲しい。

作中世界では最終戦争後は単に「Commonwealth」としか呼ばれなくなってしまっていたのだが、それをFallout3の日本語版を作る際に「連邦」と訳してしまったがために、その後のFalloutシリーズでも日本語版では連邦＝マサチューセッツ州、ということになってしまっている。なお、これが誤訳であるかについては色々と議論が紛糾しているらしい。