監督官の日誌エントリー

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9.名無しさん2022年03月08日 22時55分
感想

>>8

Vault 生まれのつもりでなければ、だが。
しかし言わんことは分かる。
分かるからこそ、Vault によって助かった我々に対して嫌味を言うようなラジオDJのコメント(敵意を感じるかどうかは各々の解釈次第であろう)や移住者の Vault 住人を軽蔑したりあるいは誤解したような発言に対して痛みを感じるし、それがゆえに「しかし我々は命の危険を冒して再生の日からアパラチアのために奔走してきた」と声を大にして反論(あるいは銃撃)したくなるし、そのスコーチをなおさら決然とした態度で排除したくなるのもまた分かる。分かってしまうのだ。
正解などないのだろう。
ありとあらゆる答えのない問いと痛みを胸に、しかしこの大地にしっかり足跡を刻んで行くということは Resident監督官、歴代主人公、さらには最終戦争を生き延びたすべての人々のみにとどまらず、我々、一人一人の人間を勇敢な存在たらしめる生のテーマなのかもしれない。

我々Vault にいる間、どこかで誰かが代わりに死んでいる。
その先を生きるということはとんでもなく重いことだということを改めて刻みつけてくれるメモだと感じる。

8.名無しさん2022年03月08日 19時58分
感想

エヴァンは他のスコーチと大差なく、あっけなく殺すことができる。
逆を言えば、今まで葬ってきたスコーチもこれから殺すだろう無数のスコーチも、エヴァン同様アパラチアの無辜の住人だったことを考えさせられるだろう。

25年しか経ってないが故に、彼らは必ずresidentと同世代の人なのだ。

7.名無しさん2019年03月25日 08時00分

監督官の日誌エントリー6

監督官の・・・監督官の個人日誌・・・ 
彼を見つけた。予想通り、エヴァンはそこにいた・・・でも・・・あの連中の仲間になっていたなんて。彼の顔には緑色の病変があった・・・
ああ・・・これは全部私のせいだ。

私がVault76の担当になるには・・・独身に戻ることが条件だった。本当なら、エヴァンには配偶者としての免除が与えられ、Vaultに入れるだった。
しかし・・・エヴァン以上の適任者がいた。文明の再建に貢献できる土木技師だ。その人は、Vault-Tecの幹部の遠い親類であり、彼が選ばれることはほぼ間違いなかった・・・
Vaultに入れるのは偉大な人材のみで、エヴァンに資格はない。内心では彼らに賛成だった。
私はエヴァンとの婚約を解消した。Vaultアパラチアのために、彼を犠牲にしたのだ。

すべきことはわかっている・・・でもできない。彼を愛しているから。私は一度彼を殺した。二度はできない

私はVault76にすべてを捧げました。皆さんは本当に優秀でした。最初の数年間は辛いものでしたが、お互いに信じあうことを学んだはずです。皆さんはほとんどが私より年上でしたが、若い私を監督官として受け入れ、信頼してくれました。

だからお願いします。エヴァンを眠らせてあげてください。こんな運命は残酷すぎます。

スコーチという病の撲滅には、もはや生存以上の意味があります。私個人の問題でもありますから。
核兵器を確保し、地上から抹殺しなければなりません。

6.名無しさん2019年03月20日 09時21分

監督官の日誌エントリー5

Vault 76は偉大な人材を収容するために作られた・・・Vaultのすべてがという訳ではなかったけれど
私は社会保存計画のことを知る立場にはなかった。でも、その事実を知ってしまった。
エヴァンは事実の公表を迫ったが私は断った。
確かにVaultの住人を使った人体実験は倫理的に問題がある。しかし文明復活に最適な人間の発見や極限状態における人間性の理解が私たちが生き残るための唯一の方法だとしたら?
すべての人を救うことはできない。私はそう言われ続けてきた。そして今でも彼らが正しいと思っている。
私が計画を知ったことをVault-Tecに気づかれた。解雇か逮捕を覚悟したが彼らはVault 76は実験場ではなく管理施設になるという秘密を打ち明けてきた。
安心したところにワシントンDCにあるVault 101への赴任を告げられた。愛する人たちを残してウエストバージニアを去らなければならない。
私にはそんなことはできなかった。その結果どういうことになったとしても。
エヴァンごめんなさい。できれば別の道を選びたかった。爆弾が落ちた時にこの家で一緒に死ぬことを選びたかった。
あなたのことをずっと考えていた。何が起こったか突き止めるまで私はあきらめない。ここにいないとしたらあなたの居場所はあそこしかない。鉱山だ。

5.名無しさん2019年03月20日 09時18分

監督官の日誌エントリー4

Vault-Tecの空気に触れながら、私は4年間過ごした。優等生として卒業し監督官の道を歩むことを父は誇りに思ってくれた。体を悪くしていたが卒業式にも来てくれた。
監督官のポストを打診されたからには重要人物の目に留まっていたのだろう。大学を卒業したばかなのに! 本当なら何年もかかることだ。戦争が避けられないことがわかっていたのだろう。

4.名無しさん2019年03月20日 09時17分

監督官の日誌エントリー3

高校2年生の時、母さんが鉱山事故で死んだという知らせを聞いた。ウエストバージニアではよくある話だけどまさかそれが自分の身に起きるとは思っていなかった。
父さんはボロボロになり、私は図書館にますますこもるようになった。それ以前から、ほとんどいつもそこにいたけど。
そしてエヴァン・・・エヴァンとはその数ヶ月前、母さんの紹介で知り合った。私の一年先輩で、卒業後すぐ鉱山で働いていた。すごくハンサムで逞しい彼を、ウエストバージニアの女子が嫌うはずもなかった。
信じられないことに、彼は私を追いかけた。葬式のあと、私は誰とも会いたくなかったが、彼はそばにいた。仕事が終わると、毎日弁当を持って図書館にやってきた。私と昼食をとるために。
就職説明会がはじまり、私はVault-Tecの担当者に会った。すると突然、私の頭に、ある映像が浮かんできた。家族とその未来を。アメリカを守る私の姿を。
Vault-Tec大学の合格通知が届くと、私はまず父さんと一緒に母さんの墓参りをした。父さんは私がウエストバージニアに留まることを喜んでいた。もちろん私も。

3.名無しさん2019年03月20日 09時15分

監督官の日誌エントリー2

父さん、母さん、ただいま・・・
ずっと留守にしてごめんなさい仕事が忙しくて。
父さんも母さんも聞こえてないだろうけど、2人に会いたいわ…父さんが今のテーブルで採点していた光景が目に浮かぶ・・・ラジオの周りに集まって、シルバー・シュラウドを聴いたこともあったわね。
地下での生活がどんなものか・・・父さんの言っていたとおりだった。
25年もの間、同じ人たちと一緒に閉じ込められるのは…相当な試練よ。
でも彼がカップルになって結婚して、子供ができて…その様子を見ていたら、父さんと母さんがいつも言っていたことがわかる気がした。
思い出をたどるこの旅のついでに、懐かしいあの高校に行ってみようか・・・

2.名無しさん2019年03月20日 09時13分

監督官の日誌エントリー1

監督官の・・・いや、これは公式なものではなく個人日誌にしよう。備忘録のようなものとして。
Vault-Tecでの最初の赴任先の1つが農業センターだった。
子供の頃によく訪れていた農園で働けることに胸が踊った。
今でも思い出すのはある年の秋祭り。私はトウモロコシ畑の迷路を闇雲に走り回った。父と母が「走ると危ないよ」と、後ろから声をかけたのに、私は止まらなかった。
私の人生は常に駆け足だった。パイオニアスカウトでもリーダーになりなりたかった。良い生徒であるだけじゃなく、オールAの生徒でいたかった。
あの頃が懐かしい・・・ただの子供だったあの頃が・・・家族3人で慎ましく暮らしていた小さな家が・・・あの家は今でもあるのだろうか・・・

1.名無しさん2019年03月20日 00時07分

監督官の日誌エントリー1から監督官の日誌エントリー6まである、Vault 76監督官である彼女の日誌。
彼女の個人に関する内容が中心で、とても切なく悲しい彼女の過去についてが語られる

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