不信感

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2.名無しさん2019年11月24日 01時05分

組織、特に(方針の差こそあれ)民間人の保護に力を入れていたレスポンダーフリーステイツ、そしてBOSの3組織は、最終戦争後間もない頃はそれなりに友好な関係を築いていた。
レスポンダーBOSと共同でグラフトンダムからスーパーミュータントを撃退したし、レスポンダーフリーステイツ間ではキャラバンの行き来などもあったようだ。

綻びが見え始めた原因の1つが、まさに件のスコーチビーストであった。
スコーチビーストによってハーパーズ・フェリーが壊滅した際、フリーステイツは結果的にハーパーズ・フェリーを見捨てるような行動を取ることになってしまい、これがレスポンダー側のフリーステイツに対する不信感を煽ることになってしまう(逆にフリーステイツも仲間を失ったショックからか外部に対し頑なな態度を取るようになってしまう)。
一方BOSは対スコーチビースト対策のために各地からの物資の徴収を強化し始めるが、肝心のスコーチビーストについては物資徴収のための口実としてのでっち上げと見られてしまったようだ。

末期においては以下に挙げるように、各組織間の連絡状況は酷い有様だった。
レスポンダーは「モーガンタウン空港の地図」を参考にする限り、少なくともBOSの所在については把握できていない。フリーステイツについてはハンク・マディガンが接触していたものの、紆余曲折あってこのことが大勢に影響を及ぼすことはなかった。
フリーステイツハーパーズ・フェリー陥落後は外部との接触を拒んでいたらしく、ハンク・マディガンが彼らと接触するには、わざわざスコーチ探知機にちょっかいを出す必要があった。
BOSは「タッチダウンのリカバリー」において、スコーチビーストのDNAVault-Tec大学の施設で分析することを計画していたが(Daily:Heart of the Enemy)そのことについて語っているホロテープの中で「レスポンダーの勢力圏の中心」にあるVault-Tec大学に行くことに当惑しているセリフがある。

1.名無しさん2019年11月24日 00時49分

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「この荒れ果てた「ウェイストランド」を旅して、ウエストバージニアを破壊したものの正体がはっきりしました。
そして生存者たちから生き延びる機会を奪ったものも同じでした…それは不信感です。」
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監督官のログーディファイアンス砦」より抜粋。

最終戦争の被害が比較的少なかったアパラチアにおいて、生存者全滅の原因となったのがスコーチビースト、並びにそれがばら撒くスコーチ病だった。
これに対抗するため、複数の組織に分かれた生存者たちはそれぞれに対抗策を練ったものの、そのどれもが力不足だったか、もしくは間に合わなかった。もしも彼らが力を合わせることが出来ていれば、彼らの未来は違ったものになっていたのではないか…。

実際、Residentたちはアパラチア中を旅するメインクエストにおいて、あらゆる組織の遺産を活用し、とうとうスコーチビースト・クイーンを撃退することにまで成功している。
これは言い換えれば、もし当時の生存者たちが自分たちの組織が開発したものを持ち寄り対抗策を練っていれば、あるいはスコーチ病の災禍に打ち勝つことができていたかもしれないという証拠にならないだろうか。

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