フィリップ

ウルトラ・ラグジュにあるグルマンの料理長。
料理の腕前は確かで、支配人モーティマーからも一目置かれている。
しかし、人格面にはかなり問題があり、接続詞代わりにFワードを連発したり
部下を公然と怒鳴り飛ばしたりと、今風に言う所のパワハラ・モラハラ上司である。
Beyond the Beef進行中に彼の「新作」料理である奇妙な肉のパイのレシピ入手の為に
接触する事になり、スリ取る/Bartterで買い取る/Medicineで診断すると入手できるのに対し
ゴキブリが居ると<嘘>を言うと激昂して襲いかかってくるなど厄介な性格の持ち主。
数少ないカルマ極悪のNPCのひとり。

こうした性格については俗にサイコパス的な気質とシェフという職業が相性が良いと
言われている事などからか。というのは、ストレスの多い環境、何が起こるかわからず
大量のタスクを処理していく事が求められる、完全な成果主義、部下を効率よく動かす、
あの手この手でライバルを出し抜く…といった要素を得意とする者が多いためらしい。
長所を活かせる一方で、部下が手を抜いたりミスをして想定通りに動かないと
途端に激昂して怒鳴り飛ばすというのも典型的な反応である。

彼がこのような性格になってしまった理由は父親の蒸発とその後
母親が次々連れ込んだ男たちと兄からの虐待が理由らしい。邪魔な時は物のように
木箱に押し込まれたりしていたらしく、こうしたトラウマからか部下を完全に
支配しないと安心できなくなってしまったようだ。この事を運び屋に指摘されると、
思い当たる節が少なからずあったようでレシピを渡して代役を頼み、どこかに去っていく。