バイパーガンスリンガー

彼らの発祥の地であるVault15は初代Falloutに登場する。
Vaultの住人が居たVault13からほど近くにあり、実験内容は様々な人種・文化・思想を
持った人間を集めて50年間閉じ込めておくとどうなるか観察するという物。人口が増えすぎた事、
折り合いがつかなかった事から、住人たちは派閥事に分かれてVaultを出ていってしまうが、
その中の1つのグループはGECKを持って出ていきシェイディ・サンズの原型に、
他3つのグループはそれぞれカーンズ、ジャッカル、バイパーの原型に、
残りの僅かな人間はVault15に住み続けたが、やがて攻撃を受けて廃墟になった。
初代Falloutでゲーム内に登場するのはカーンズだけだが、シェイディ・サンズの村長
アラデシュ、ジャンクタウンのキリアンなどによると周囲の住民を悩ます厄介者達として
認識されているらしく、言及するセリフがある。

本作の時系列ではNCRからいち勢力として認識されているカーンズとは異なり、
手頃な演習相手になる中小レイダーのような扱いで度々掃討作戦が組まれているらしい。
そのため、彼らの活動は峡谷等でキャラバンや通行人を襲撃するという細々とした
山賊行為に留まっている。

派閥NPCが遍く蔓延るモハビにおいて、フィーンドと同じ「派閥に関係なく敵対する組織」、つまりレイダー枠として存在している団体。
そのためかフィーンド同様に要所要所で「細けぇコトは考えずにやっちまいな！」と尖兵めいて運び屋の前に現れる。
口先から生まれた運び屋であってもこいつらとの交戦は避けられないため、容赦なく撃ち殺してしまおう。

Fallout Bibleで言及されている情報によると、元々はバイパーズ、という蛇を信仰の対象とするシャーマニズム的な側面を持つ部族であったといわれる。
Bible内の年表によると、Fallout1の直前（2150年代）にBOSに喧嘩を売り、2155年に当時のエルダーであるマクソン二世を暗殺した結果、逆に本気を出したBOSに執拗に追い詰められ、東（モハビ含む）へと逃げていったらしい。

元々はFallout1に出る予定であったが、最終版からは没になった結果、New Vegas本編にて初登場することになる。
ただ、出てきたはいいものの仕方ないとはいえ普通のレイダーみたいな扱いになってしまったのはちょっと悲しいところ…。

特にCS版で顕著だが、発売当時のTVの解像度がやや低く文字が潰れやすかった事情もあって時折「ハイパー」ガンスリンガーという凄そうな名前と勘違いする運び屋も一部では見られた。

そうでなくてもハイパーと見えたら目が疲れてきた証拠なので少し休もう。

Vault15から追い出されたギャングとなった者たちの末裔。
戦後20年ほどでVault 15の居住者が人口飽和で追い出され、生き残るために徒党を組んだのが起源。
200年もその名を存続させてきたが、Mr.ハウスの手によりベガスから追放された後はレイダーと何ら変わらない存在に成り下がってしまった。

基本的には雑魚だが、メタルアーマーを装備していてDTが高かったり、グレネードライフルやカウボーイリピーターといった強力武器を使ってきたりと厄介な者もいる。その上、複数人で包囲殲滅を試みたり高所を取ってきたりと中々賢い。
油断していると四肢を潰されて「望みが絶たれた！→ﾃﾞｰﾝﾃﾞｰﾝ」なんて事に…。
ハイドラやMed-Xの使用は躊躇しない方がいいかもしれない。