ヒドラ

嵩張るドクターバッグより圧倒的な持続的な回復量を誇るのでハードコアモードならあるととても便利な薬品……
なのだがRADにまみれたこの世界ではついうっかり腕や脚ないし首が増えたりしないか不安になる名前と効果である

SUPA YUM!と書いてあるやけにポップなラベルの瓶に乱雑に
3本の試験管が固定・チューブで繋がっている…という不気味なビジュアルが特徴。
おそらく材料に使う洞くつキノコ、ナイトストーカーの血、
ラッドスコルピオンの毒がそれぞれこの試験管に入っており、
混合される事で手足を再生させる効果を発揮するのだろう。

ちなみにこの薬品は元々リージョンで作られたものらしく、
リージョン兵を倒して荷物をあさるとちょくちょく持っているキノコはコレに使うようだ。
しかし、地元で手に入る材料で作れるというメリットが大きいからか前述のNCR以外にも
モハビ中で幅広く使われている様子があり、無人の廃墟でもテーブルや椅子の近くに
1個だけ転がっているというパターンがちょくちょくある。

キャンプ・フォーロン・ホープにはシーザー・リージョンとの戦いへの恐怖に耐えられず、この薬物を医療テントから盗み、乱用しているNCR兵士がいるが、手足が生えてくるような薬を摂取することがどのように精神に作用するのかは謎である。ジェットでも吸っていたほうが気分がよくなりそうだが、キャンプにはなかったのだろうか。

元ネタは斬った一本の首から二本の首が再生するというギリシャ神話の怪物ヒュドラ・・・が名前の由来となった実在の生物ヒドラであると思われる。
体をちぎってもそのちぎった部位全てが元の完全な形へ再生するという再生能力を持っている。

しばらくの間、全身の部位ダメージを回復し続ける薬物。
激戦区で何度も重症を負うならドクターバッグよりも便利。

中毒発生率が高く、中毒効果もEND-3とかなり強烈。その上末期になると肌色が紫になるらしい…。
劇薬どころか毒薬のレベルなのだが、NCR・リージョンどちらでも医療用品として使用されているから驚きである。