クリスティーナ・モラレス上等兵

報酬を要求するとカルマが下がる……
世界観のよく似たメトロ2033でも、助けた子供の報酬を素直に受け取るとグッドエンドに行けなかったりするし（こっちと違って向こうから自発的に差し出しては来る）

この辺の感性、日本人とキリスト教圏の人では決定的なズレがあるのだろう
日本の場合この状況だと、命を懸けてくれた人相手に最低だとクリスティーナの方が間違いなく非難の対象だし
メトロ2033の方でも、それは相手に恥を書かせる行為だと言う意見が少なくないだろう

現状、日本は戦争とは無縁の国ではあるが、普段自覚のない潜在意識の部分における日本人の民族性は
御恩と奉公なら御恩が先。　敵が人質を盾にした？人質ごとやれ。　敵に後ろから撃たれた？卑怯？いや油断したお前が悪いだろ。
な鎌倉・戦国武士道で、日頃のイメージとは裏腹に日本人の方が欧米人より、ドライでクレバーなのかもしれない

だから、もしかしたら、この欧米的キリスト教的価値観と日本人の価値観の差を意識してプレイしてみると、FOシリーズはじめ、また違った解釈や視点が見えてくるかもしれない

キャンプ・マッカランに配属されている女性兵士。
夫レンジャー・モラレスが殉職したばかりの未亡人である。
モブ曰く、その夫と共にいるべく入隊したようで、夫との死別を皆に哀れまれている。

彼女の夫はフィーンドとの戦闘で殉職したが、遺体の回収が進んでおらず落ち込んでいる。
そこで、運び屋が助力を申し出ると遺体の場所がレンジャー・モラレスの死体というロケーションとして登録される。
クエスト自体は、そこでフィーンドを打倒し遺体を引きずって仲間の元へ連れて行き、彼女に報告するだけのシンプルなものでクエストリストにも入らない。

しかし、彼女の依頼をこなすと中央広場にいるDr.ケンプが割引をしてくれるようになるので、親切にしてあげるといいだろう。

ちなみに、報酬を要求するとカルマが下がる。
傷心の未亡人には優しくしてあげなさい、ということなのかもしれない。
まあ要求してもたかだか50キャップなので優しくしてあげよう。