ケシャ・マクダーモット

フラットウッズに駐在していたレスポンダーのメンバー。
最終戦争当時はワトガで教師をしていた。戦争直前は科学フェアの準備をしていたことから、おそらくは科学教師だったのだろう。
核戦争とスコット・W・ターナーのテロで混乱するワトガをどうにか抜け出すことに成功し、その後しばらくの間は孤児となった数人の高校生たちと隠れ住んでいたようだ。

やがて彼女は古いラジオをはんだ付けで修理することに成功。そこからレスポンダーの情報を聞きつけ、彼女と高校生たちは安全地帯を目指し長い旅路に出る。
道中、レイダーに水と食料を奪われるものの、彼らは無事にフラットウッズまでたどり着いた。
つまり彼女たちはクランベリー湿原→荒れた境域→森林地帯を踏破したことになる。中々のサバイバル技術を持っていたようだ。

その後は持ち前の科学の知識を活かし、主に水質管理や教育の方面で活躍していた。
彼女のホロテープから沸騰させた水の作り方を学んだResidentも多いのではないだろうか。
また、レスポンダーの上級訓練プログラムのホロテープの録音にも参加していることから、レスポンダー内でも重用される立場にあったことが想像できる。

そんな彼女は2102年においては、フラットウッズの教会裏の川辺で事切れている。懐に水質検査キットを忍ばせていることから、水質検査の途中で亡くなったのだろうか。
フラットウッズのセルフサービス・キオスクに残された彼女の記録の最後の日付は2096年10月25日となっている。仮にその日付に亡くなったのであれば、彼女はレスポンダーがスコーチとレイダーによって壊滅させられる様子を見ずに済んだのかもしれない。