クリスマスプラン

プール　「ああ、座って、ターナー。本当に、あなたなら言葉で感情を発散することができるはずよ」
ターナー「黙ってろ、アビゲイル。クリスマスパーティーをやるとかいうたわごとはなんだ? もう物資を配給制にしているんだぞ。この上、78年のような冬がきたらどうするんだ…」
プール　「人々にはこれが必要なの。何年も苦しんできたのよ、戦争や放射能やミュータントやレイダーのせいで…何か普通のものが必要なの。事態がよくなるという希望を与えるものが」
ターナー「物資がないんだ! 戦争努力のために確保しておかないと! 俺がB.O.S.の反逆者と会合しに出かけるのを待って住民集会をやったのは裏切りなんてもんじゃない」
プール　「あなたは私をどうしようもない田舎者だと思ってるんでしょう。同胞と訛りを捨てたという理由で。知ってるわ、友達を食料に群がるようにさせて、来年の春の投票に影響を与えようとしているのね。台帳を確認した。光の下に持ち出したくないことを、暗闇の中でするのはやめて。ターナー」
ターナー「こ、この野郎! ふざけやがって!」
プール　「どうしても腹を立てたいなら、とんでもないことを口走る前に、まず座るべきだと思うわ。私はカーペットを台無しにしたくないの。それはみんな、寄付された食料になるの。それに数時間しか明かりをつけておけないわ。あなたが素敵だったら、サンタの衣装を着せてあげてもいいのに」
ターナー「絶対に。着ない!!!」
プール　「クリスマスプレゼントを忘れたのね! バーボンよ! 出身地を思い出せるように! いいわね。何にせよ、メロディの方がふさわしいわ」

チャールストン議事堂、アビゲイル・プールのターミナル横に置いてあるホロテープ。2082年のクリスマスについて、アビゲイル・プールとターナー・ホルブルックが口論を繰り広げているという内容。

ホルブルックのターミナルと『特別なお知らせ』の日付から、12月12日以降に録音されたと推測される。
結局クリスマスパーティーは開催されることになった。当日はクリスマスの洪水を参照。