カリフォルニア州

Fallout世界における最大派閥である新カリフォルニア共和国ことNCRもここが本拠地…になる予定。
本作76の舞台が西暦2102年なところ、NCRの建国は2186年、およそ80年以上先のことらしい（Fallout1のエンディング以後～Fallout2開始までの期間）。

そして彼らがかつてのカリフォルニア州域を平らげ、北東のモハビ砂漠に進出し、過去にラスベガスと呼ばれた土地の覇権を巡って戦闘民族シーザー・リージョンや謎の男Mrハウスの軍団との抗争をしているのが更に100年ほど先の2281年のお話（Fallout: New Vegas）。

最終戦争からしばらくの間、アパラチアBOSの指揮官となったエリザベス・タガーディは、衛星通信を介してカリフォルニア州にいるBOS創始者、エルダー・マクソン（初代）と交信を続けていた。

しかし衛星の墜落により通信の継続は不可能となってしまい、アパラチアBOSはカリフォルニア州のBOS本隊とは切り離されてしまう。以降、アパラチアBOSは孤立無援状態のまま、組織の全滅まで戦い続けることとなってしまった。
ウェストバージニア州からカリフォルニア州までは約2,500マイル（4,000km）。平和な時代であれば飛行機で1日もあればたどり着けていた距離であろうが、核戦争後のウェイストランドにおいては、この距離はあまりにも遠すぎる。

しかしその道のりを踏破して、はるばるアパラチアを目指しているBOSの部隊が存在するというのである。
果たして彼らは、どんな人々なのだろうか…。

ATLAS観測所の要塞化イベントにて、ラッセル・ドーシーが言及した地域。
西海岸に面するアメリカ最西端の州の1つであり、BOSが産声を上げた場所でもある。
ラッセル・ドーシーいわく、アパラチアを目指しているBOSはカリフォルニアからやってきているとのこと。つまり、BOS創始者であるエルダー・マクソンの指揮下にある、ロストヒルズ・バンカーを本拠地とするBOS本隊の出身である可能性が高い。

カリフォルニア州はFalloutシリーズの1作目（Fallout）、および2作目（Fallout2）の舞台となった場所であり、そのためか後のシリーズでも頻繁に言及されることになる設定や組織の多くがこの地にルーツを持っている。
・BOSは上述の通り、最終戦争直後にこの地で発足した米軍残党による組織である。
・エンクレイブの本拠地はカリフォルニア州沖合にあるポセイドン・エネルギー石油採掘施設にある。作中時間2103年当時の活動状況は不明（ホワイトスプリング・バンカーとも連絡が途絶している）。
・アパラチアにも研究所があるウエストテック社の大規模な研究施設がカリフォルニア州にも存在している（ZAXコンピューターもある）。また、マリポサ軍事基地という軍事施設ではFEVの研究が行われており、後にザ・マスターの手によって多くのスーパーミュータントがこの基地で生み出されることとなった。