アルミホイルの帽子

現実で着用するにはCHAが最低2必要だろう。Lone Wandererの装備か人を惹き付ける魅力がないと、着用者は耐えきれない。

現実でもなかなか有用なアイテム
望まぬ来訪者に対して被って応対することで
電磁波遮断パワーの恩恵を受けれる
問題は耐久性が低いので
いらない帽子を骨に使い巻いたあとに透明のテープで補強してやると末永く使えて良い

アルミフォイル自体の電磁波遮断効果は高く、携帯電話を包めばあっという間に圏外になって繋がらなくなる。

アルミが電磁波に晒されると、内部の電子が誘導され、元の電磁波を打ち消す方向の電磁波が生まれる。
一円玉をテーブルに置いて強力なネオジ磁石を素早く近づけると、一円玉が反対方向に逃げるように滑る。動く磁石を電磁波と考えれば、アルミはそれに反発する性質を持つ。
電磁場からの誘導起電力はIHクッキングでも利用されている。電子レンジにアルミ箔を入れてはいけないのも同じ理由だ。

もしこの帽子を被って強力な電磁波発生源の前に立てば、脳を守ってはくれるかもしれないが、その代わりに帽子は発熱し、先端からは誘導起電力による放電が起こるだろう。
そう言えばアパラチアにもそんなレーダー施設が何処かにあったような…

英語では tin foil hat 表記らしい。しいて和訳すれば「錫箔(製)の帽子」あたりか。
英語圏のプレイヤーと取引などする際には注意を。

なおこのtinとは金属の錫の事で、アルミホイルが登場する以前は錫箔が用いられていた事に由来する(錫箔は内容物、とくに塩分や酸などと反応して金属臭がするため、アルミホイルが登場したことで取って代わられた)。
金属製の缶詰などの缶も、かつては鉄を錫でメッキして用いていたことから tin can など、また同様にブリキ製の玩具を tin toy などと呼ぶ。

tin foil hatの歴史は地味に長く、20世紀初頭にはオカルト方面で既に存在していたという。
この際に謳われた効果は、科学技術的な電磁波や磁力に対するものではなく、いかにもオカルト全開の「テレパシーの遮蔽(妨害)」だったとか。
つまり、トンデモ電波系アイテムとしては優に一世紀以上の由緒ある逸品…

さらに余談が続くが、英語圏では「アルミホイル」という合成語は存在せず(いわゆる和製英語)、aluminium foilと呼ぶが、綴りが長いため慣習的に tin foil と書かれる事も侭ある模様(日本語で言う「銀紙」辺りと同様の感覚かもしれない。もちろん銀など使っていない…)

現実の電磁波過敏症と称する人々や、UFO(エイリアンクラフトとしてのUFO)やCIAやFBIなどその他もろもろの組織や人種（？）にアブダクション(誘拐)され、誘拐中に身体に金属片や機械などを埋め込まれ電波や磁力などによって行動を監視されたり、命令を送り込まれ操られている等と称する人々が、このようなアルミホイル(導体)で作成したキャップを被ることによってそれらを遮蔽している、と主張している。文字通りの電波系アイテム。

作品世界的には、ゼータ星人辺りの仕業だろうか。
いやVault-tec？…米軍もやってそうだしな。CIAもFBIも、いかにも怪しい。あるいは中国軍かもしれないし…

某ネット通販サイトにてパーティーグッズとして販売しているのを確認。

猫用まであった。

猫用！？

被ったときの見た目が非常にアホっぽい。しかも光る。最高だ。
ちなみに解体しても何も出ない系なので、本当に役に立たない。
貴方のアパラチア・ライフを銀色に彩るアイテムです！

外見はハーシーズのキスチョコと言えば分かりやすい。

電磁波を防ぐことはできない

文字通り、アルミホイルでできた帽子。
バークレー・スプリングスから北、モスタウンへの途中くらいにある施錠された野外トイレの中にいるガイコツが被っているのを唯一見かけた。
ピカピカであるが、防具としての性能は全くない…。