シエラ・マドレ・マティーニ

運び屋の手で作成するだけが入手手段ではない。拾うこともできる。
…ヴィラにあるのは分かる。しかし、なぜかシエラ・マドレ・カジノ内でも拾うことができてしまう。ディーンの発明なのでは！？

と、思うのは早計である。似たような話がジェットにもあるのだが、「厳密に同じでないにしても、似たようなものであれば運び屋は同じものと捉える」と考えれば良いのだ。

毒雲は戦前の段階でシエラ・マドレで発生しており、そのサンプルである瓶いっぱいの毒雲のカスもまた、戦前人の手で回収されたことが記録に残っている。
ディーン以外の誰かが、ジャンクフードと毒雲を混ぜるやり方を戦前の段階で思いついていたのかもしれない。少なくとも、そう思った方が想像の幅が広がるというものではないだろうか。

ジャンクフードはポテトクリスプって書いてあるのでジャガイモ即ちデンプン。
毒雲のカスから水分。
ブリキ缶で潰して混ぜて発酵させて、何処からともなく出て来たウィスキー瓶に詰めれば完成。

バファウトの強化版らしい効果、酷い味だが酒類(ディーン・ドミノオリジナルブレンドのムーンシャイン=密造酒)である事から、気付けにちびちび飲みながら旅するアル中ガンマンRPが捗る一品。キャスとお互いに密造酒作って飲みながら2人旅も楽しいかもしれない。
…何？テキーラの方が作りやすいって？…やばいトラブルに巻き込まれたならマティーニとチャンポンして大暴れしてやれ。

恐らくジャンクフードの油分か何かと毒雲の成分を結合させ、アルコールを分離させて取り出したのがこの"マティーニ"の正体なんではなかろうか。

性能は「最大HP75上昇、END4上昇、STR2上昇（いずれも4分）」で、
バファウト（HP60END3STR2上昇）を凌ぐ性能を持つ、もはや酒というより劇薬である。作り方も「壁にこびりついた毒雲のカスを集めて、自販機で交換できるジャンクフードと一緒にブリキ缶の中ですり潰して混ぜる（この時えげつない臭いが出るので鼻をつまんでおく）」だけ。

恐らくは毒雲のカスはまだ毒性が低い方で、そのうえでジャンクフードの成分と合わさった時に薬もかくやな劇物になるのだと思われるが…。ディーンの「何とかしてヴィラで食えるものを増やしたい」という試行錯誤と結果の凄まじさが垣間見えるようである。

おそらくポテチ？に近いジャンクフードを潰して、毒雲の粉とかき回すんだろうか。
このままだと液体が無いので水や酒なんかを足してるかもしれない。

油塗れだろうし、沈殿物も凄い気がする。
飲めたもんじゃなさそうだが…

DLC第一弾『Dead Mone』にて作成が可能となるAid。レシピの考案者はディーン・ドミノ。彼がシエラマドレ内に隠した資源の入ったスーツケースの中に入っている事もあるが、そのスーツケースを開くことで現れる彼との会話の選択肢を選ぶと作り方を教えてもらえる。
材料はジャンクフード×2、ブリキ缶、瓶いっぱいの毒雲のカスと、とても酒どころか食物にすら思えない一品。こんな代物だがアルコールはあるようで、あまりガブガブ飲むとアルコール中毒になってしまう。
味については飲むと驚くべきほど力が出て、信じられないほどマズいとの事。